真言密教の根本道場としては 高野山 はとても有名な場所ですが、お大師さまと言えばもう一つ忘れてはならない場所があります。 それは京都にある 東寺(とうじ) というお寺です。 東寺は実は略称で、正式名称は 教王護国寺(きょうおうごこくじ) と言います(今回の記事では『東寺』で用語を統一します)。 弘仁14年(西暦823年)、お大師さま50歳の時に、嵯峨天皇が退位される3ヶ月前に賜ったのが東寺です。 嵯峨天皇から淳和天皇に代が変わった弘仁15年(西暦824年)に、お大師さまは正式に 造東寺長官(東寺の最高責任者) となられました。 そもそも東寺はお大師さまが賜る27年前の延歴15年(西暦796年)に桓武天皇(西暦737年〜806年)によって国が管轄する 官寺(かんじ) として建てられたもので、この時には平安京の南面にある 羅城門(らじょうもん) を挟んで、東に建てられたものが東寺で西に建てられ
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