「ノートが使いにくい人がいる」ことに気付かなかった GIGAスクール構想により1人1台端末を使った学びが当たり前となりつつある中でも、紙のノートと鉛筆を使って書く学びは健在だ。しかし、身近な文房具の1つであるノートを「使いたいけれど使いづらい」と感じる人たちがいる。そんな声を基に開発されたのが、OGUNOというノートブランドから展開されている「まほらノート」だ。 発売後から反響を呼び、大阪製ブランド製品の「ベストプロダクト」に選ばれるほか、「グッドデザイン賞・ベスト100」や日本文具大賞の「デザイン部門優秀賞」を受賞している。いったいどのようなノートなのか。 このノートの生みの親である大栗紙工 取締役の大栗佳代子氏は、開発のきっかけについてこう話す。 「あるセミナーに参加した時、『ノートを作っている会社の者です』と自己紹介したところ、講師の先生が『普通のノートが使いにくいという人がいるから
