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2017年2月1日のブックマーク (5件)

  • シムズ理論は聞き流してリフレ論争に終止符を - Think outside the box

    リフレ派の教祖・浜田宏一を改宗させたことで注目されたクリストファー・シムズ教授のインタビューが1月27日の読売新聞と29日の日経済新聞に掲載されていましたが、日経済の不調の根原因を理解していないため、見当違いな話に終始しています。*1 根原因とは、企業に株式市場を向いた経営をさせる一連の制度変更が、供給と需要が相互作用的に増加していく「経済の好循環*2」を壊してしまったことです。まさにインセンティブは銃弾であり、日経済(特に家計)を瀕死の状態にしてしまったのです。*3 ヤバい経済学 [増補改訂版] 作者: スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー,望月衛出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2007/04/27メディア: 単行購入: 34人 クリック: 437回この商品を含むブログ (245件) を見る 経済学は突き詰めるとインセンティブの学問だ。…経済学

    シムズ理論は聞き流してリフレ論争に終止符を - Think outside the box
  • グレアム・プリースト『存在しないものに向かって 志向性の論理と形而上学』 - logical cypher scape2

    志向性*1について非存在主義を採用することで一般的な説明を与え、また同時に非存在主義についての擁護を行う。 非存在主義とは、存在しない対象についても指示や量化ができるという立場。マイノング主義ともいわれ*2、かつてラッセルやクワインによって批判された。 論理学が分かってないと読めない部分が多く、実際、自分はかなり読み飛ばした。なので、理解としてはあやふやな部分も結構あるが、それでもある程度の論旨は分かって、面白いだった。 非存在主義は、存在しない対象が、何か特別な形で存在しているとかいったそういう主張ではない。存在しない対象はいかなる意味でも存在しない。しかし、そうした対象を指示したり量化したりすることはできるという立場。 近年では、リチャード・ラウトリー(のちシルヴァン)が詳細な分析をすすめた(マイノング主義ではなく非存在主義と名乗ったのはリチャード)。彼は若くして亡くなったが、この

    グレアム・プリースト『存在しないものに向かって 志向性の論理と形而上学』 - logical cypher scape2
  • タイプとトークンから考えるデータベースと同一性 - logical cypher scape2

    タイプとトークンというのは、ちょっと僕自身も正確に把握しているのかどうか怪しいところがあるのだが、例えば音楽に喩えるならば、楽譜と演奏のような関係にある。 あるいは、ここに「あ」という文字がある。その時、これが明朝体であろうとゴシック体であろうと活字であろうと手書きであろうと、同じく「あ」という文字である。それは、「あ」は、タイプのレベルで同一だからである。明朝体とかゴシック体とか活字とか手書きとかいったのは、トークンのレベルでの相違である。 グッドマンは、タイプとトークンという言葉を使うわけではないが*1、訳者による用語解説を参考にすると、タイプとトークンという言葉を使っても読むことができる*2。グッドマンによれば、絵画というのはトークンをもたない。一つのタイプには一つのトークンしかないともいえる。 例えば「あ」という文字であれば、Aさんが書いてもBさんが書いても(トークンが異なっても)

    タイプとトークンから考えるデータベースと同一性 - logical cypher scape2
  • 現象学を学ぶ人のための現代形而上学・現代形而上学を学ぶ人のための現象学(1) - 研究日誌

    『ワードマップ現代形而上学 』を一通り読了した。 仕事の合間に開いているだけでいつの間にか読み終わってしまう読みやすさは素晴らしい。はやくも重版されたという同書の人気にあやかって、現象学について関心のある人がこのから先に進むとしたらどんな道があるのかについて、文献情報を少しまとめておこうと思う。 『WM現代形而上学』の著者のうち二人は、『現象学年報』にも論文を掲載しているので、(兼業ないし休業中の)現象学研究者だといっていいだろう。実際、その二人のうちの一人は先日「フッサールと現代形而上学」というシンポジウムに登壇した。そのおかげもあってか、同書には現象学の伝統に由来する話題がいくつか登場する。その最たるものは倉田さんが執筆した「存在依存」と「人工物の存在論」の二章だろう。これぞれの章に付せられたコラムでもきちんとフォローされているように、ここではフッサールとインガルデンという現象学者の

    現象学を学ぶ人のための現代形而上学・現代形而上学を学ぶ人のための現象学(1) - 研究日誌
  • ブラック厚労省に「働き方」問う資格なし | AERA dot. (アエラドット)

    1月18日20時41分。日比谷公園側から厚労省を見上げた。「国会が始まると出歩く暇もないので、今週は友人と会う予定を毎晩入れてます」と話す職員も(撮影/澤田晃宏) この記事の写真をすべて見る 国会が始まった。安倍晋三首相が1億総活躍のための最大のチャレンジとする働き方改革の議論も進む。一方で、所管する厚労省のブラック公務は置き去りに……。 通常国会が始まる前々日の1月18日、記者は厚生労働省内で取材をしていた。この日は水曜日。超過勤務(以下、残業と表記)縮減の取り組みとして、内閣府は厚労省を含めた全省庁に対し、毎週水曜日は定時退庁するように促している。大臣の答弁準備のための仕事もなく、早く帰りやすい日だったようだ。 20時5分前になると、退庁を促す館内放送が流れた。20時になると一斉に電気が消えたが、間髪を入れず再び電気がついた。その前後、パソコンに向かう職員の視線が動くことはない。いつも

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