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2019年11月11日のブックマーク (2件)

  • SG会田アンダースロー(ワインドアップ)主流派の小さい円とMMTの大きい円 | ZUU online

    シンカー:主流派経済学者の強い影響の下での現在の財政政策の議論は、既存の財政バランスを重視する予算制約式のイデオロギーから抜け出すことができず、柔軟性に欠けるようだ。一方、政策を含む経済行動は、資源が有限であることを制約として、その資源の配分を選択した意思決定の結果として生じる。MMTは、主流派が想定する予算制約式ではなく、インフレを制約として、経済政策の意思決定を行うべきだと主張していることになる。有限の資源以上に、財政政策の拡大などで総需要を拡大しようとすれば、インフレ圧力がかなり強くなるからだ。このインフレの制約は大きい円で、経済活動はその外には正常な状態ではいくことができない、またはハイパーインフレのリスクを考慮すれば行くべきではないと考えられる。一方、主流派の財政バランスを基にする予算制約式は、この大きい円の中にある小さい円であると考えられる。主流派は、予算制約式のイデオロギーを

    SG会田アンダースロー(ワインドアップ)主流派の小さい円とMMTの大きい円 | ZUU online
  • 松下頁『統計分布を知れば世界がわかる』(中公新書) 6点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    11月3 松下頁『統計分布を知れば世界がわかる』(中公新書) 6点 カテゴリ:科学6点 「一見バラバラに見えるデータでもグラフにしてみると、その姿が見えてくる」、これは書の裏表紙の帯に書かれている言葉ですが、書の内容を端的に表している言葉です。 近年は統計が注目を浴びており、「正規分布」という言葉だけでなく、「べき乗分布」といった言葉を耳にする言葉もありますが、書はさらに「対数正規分布」に注目し、自然界や社会的な現象を統計分布を使って分析しながら、その意味するところを探っていきます。 書を読めば、統計分布の基的な考え方とその面白さがわかると思います。また、社会的な現象を数多くとり上げていることが書の特徴で、累進課税の正当性を統計分布で示すという非常に面白い試みもりますが、著者は物理学者であり、社会科学の人ではないので、その解釈に関しては少し慎重に取り扱う必要があるでしょう。 目