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2020年5月15日のブックマーク (2件)

  • ポスト・ケインジアン叢書 カレツキと現代経済―価格設定と分配の分析

    内容説明 書は、カレツキの価格設定と分配のミクロ分析の発展について、史的観点から綿密な検討を行い、ミクロ分析が産出高および雇用量といったマクロ的集計量の決定に果たす役割を明らかにしたものである。カレツキの枠組みは、ミクロ分析およびマクロ分析がそれぞれ独自の領域を形成しているだけでなく、ともに密接な相互依存関係にあり、両者が一緒になってどちらか一方だけでは与えることのできない情報を生み出している。著者は、古典派、新古典派および幾人かのポストケインジアンの経済学者たちの経済学との対比の上で、カレツキの経済学の独自性を明らかにする。 目次 不完全競争理論の諸相 独占度の歴史的起源:ラーナーの分析 カレツキのミクロ分配理論(1938‐39年;1939‐41年;1943‐71年) ミクロ的基礎:カレツキアンの見解 付論:同義反復的である独占度? 著者等紹介 松谷泰樹[マツヤヒロキ] 慶応義塾大学大

    ポスト・ケインジアン叢書 カレツキと現代経済―価格設定と分配の分析
  • 露呈した中国社会保障の現実:日経ビジネス電子版

    新型コロナ危機で失業者が急増しているのはどの国も同じだが、中国の失業給付の少なさが際立つ。かつてイデオロギー的に失業というものを認めていなかったこともあり、社会の安全網が不十分なのだ。都市に働きに出てきていた労働者は、最終的に出身地の農村に頼るしかないのが実情となっている。 中国と米国、どちらが国民に厳しく自助努力を求める国で、どちらが政府からの補助金に頼れる国だろうか。新型コロナウイルス危機の中で見えた低所得層への支援から見るに、その答えは意外なものだ。 米国は国民に対する失業給付額を劇的に増やした。連邦の経済対策として失業者1人当たり週600ドル(約6万4000円)上乗せしたのだ。平均すれば失った所得を100%埋め合わせられるだけの額である。一方、中国政府は生活困窮者向けの給付を1週間当たり12元(約180円)増やしたところだ。1日当たりに換算するとおわん1杯分の麺がべられる金額でし

    露呈した中国社会保障の現実:日経ビジネス電子版