タグ

2021年2月1日のブックマーク (2件)

  • 2020年の本 - Valdegamas侯日録

    過去のログを漁るとまるで言い訳の変遷がボージョレ・ヌーボーの評価のようであるが、当に今年もろくにを読まない一年であった。Twitterで報告したとおり、私事でも色々あり、世の中はコロナに見舞われた。在宅勤務が増える中で読書がはかどるかとも一瞬思ったのだが、そんなことはなく、人間は読書の習慣が鈍るとを読まなくなるのだと反省の思いが強くあった。来年からは是正しなければならないとかなり深刻な反省を覚えるところがあったが、それはそれとして今年出たで印象に残ったを取り上げることとする。 ■印象に残る研究あれこれ どのような脈絡をつけたものか考えたが、ランダムに取り上げることとした。まず一冊目として取り上げたいのは川名晋史『基地の消長 1968-1973 日土の米軍基地「撤退」政策』(勁草書房)である。書は基地問題をめぐる政治学を研究対象としてきた政治学者が、1960年代後半に格化し

    2020年の本 - Valdegamas侯日録
  • 次のAmazonレビューを確認してください: 戦争の社会学 はじめての軍事・戦争入門 (光文社新書)

    買ってから1時間ほどでざっと読み流してみた。酷いものだった。 1.タイトル及び「戦争社会学」に関して しょっぱなから「戦争社会学」「軍事社会学」を日で誰もやっていない~などと書いてあるのがまず大嘘である。戦争社会学に関しては近年の「戦争社会学研究会」成立を挙げるまでもなく、(確かに体系化・組織化したのは研究会設立構想の以後かもしれないが)日でも社会学者による戦争・軍隊の社会学的研究は行われてきた。90年代以降の歴史問題・慰安婦問題にナショナリズムやフェミニズム・ポストコロニアム等の理論で積極的に切り込んだのも社会学者では無かったか。 ここ最近では特に、軍事史学会の歴史学者たちの間で『広義の軍事史』として社会史的アプローチが盛んだし、文化人類学でも昨年論文集 軍隊の文化人類学 が出版されているなど、様々な分野で(相互の人材交流を通して緩やかなアカデミックコミュニティを形成しながら)戦争