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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (10)

  • 幻の常温常圧超伝導ニュースを超えた! 京大チームが超伝導体で「ノーベル賞級」の大発見か

    LK-99は「エネルギー問題の解決の糸口になる」と期待されたが…(写真はイメージです) Rokas Tenys-Shutterstock <韓国チームの開発したLK-99について、科学界は「常温常圧超伝導体は幻だった」と結論づけている。そんななか、67年前に予言され、理論上だけの存在だった「パインズの悪魔」を京大教授らが観測。ノーベル賞級の研究成果が発表された> 韓国チームが世界初の常温常圧超伝導体(超伝導物質)と主張する「LK-99」は、7月末に発表されて以来、「世紀の大発見か?」と世界中を巻き込む大論争になりました。 「当だったらノーベル賞級」「エネルギー問題の解決の糸口になる」とされ、超伝導体関連の株式市場まで動きましたが、世界で最も権威がある科学学術誌の一つである「Nature」は16日、オンライン版で「韓国の研究チームが開発したLK-99は常温常圧超伝導体ではない」と報じました

    幻の常温常圧超伝導ニュースを超えた! 京大チームが超伝導体で「ノーベル賞級」の大発見か
    nizimeta
    nizimeta 2023/08/19
    “電子が結合して、質量がなく、電気的に中性で、光と相互作用しない複合粒子を形成できると考えたパインズ博士は、この新しい粒子を「特異な電子の運動(DEM:distinct electron motion)」…「on」から「DEM-on(悪魔)」”
  • イギリス上空に大火球、落下片から生命の構成元素を検出

    イギリスが騒然となった大火球の落下片は、はやぶさ並みの貴重な試料だった......    Image: Natural History Museum <英イングランド地方の夜空を特大の火の球が照らし、住民たちは騒然となった。この大火球は研究者たちをも驚かせることになる。地上に落下して隕石となったその破片に、生命の源となり得る物質が含まれていたのだ> 特大の流星(火球)が現地時間2月28日の夜10時前、イングランド南西部の静かな夜空に突然姿を現した。彗星のような黄緑色の尾を引きながら6秒ほどにわたり輝き、やがて地上方向へと姿を消している。 非常に明るい閃光を放っており、目撃範囲はイギリス国内に留まらない。宇宙関連情報を扱う『スペース・コム』は、アイルランドからオランダに至るまで広い範囲で観測されたと報じている。流星の観測情報を統括する国際流星機構には、900件を超える目撃情報が寄せられた。

    イギリス上空に大火球、落下片から生命の構成元素を検出
  • 歯周病の原因菌がアルツハイマー病に関連している可能性を示す研究結果

    <慢性歯周炎の原因細菌であるポルフィロモナス・ジンジバリス菌がアルツハイマー病患者の脳内で確認されたという研究は発表された> アルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)」は、「アミロイドβ」といった特殊なタンパク質が脳内に蓄積し、正常な神経細胞を変化させることで、脳の働きを低下させたり、萎縮を進行させたりする脳疾患だ。 「アミロイドβ」は従来、脳組織で生成されるものと考えられてきたが、血液循環によって生成された「アミロイドβ」が脳内に入り込んで蓄積し、神経細胞の機能を損なわせることを示す研究結果や、緑内障、加齢黄斑変性(AMD)、糖尿病網膜症(DR)など、加齢に伴う眼疾患とアルツハイマー病発症リスクとの間に関連があるとの研究結果も明らかになっている。そしてこのほど、口腔内の細菌とアルツハイマー病とのつながりを示す研究結果が発表された。 慢性歯周炎の原因細菌とアルツハイマー病の関係 米ルイビ

    歯周病の原因菌がアルツハイマー病に関連している可能性を示す研究結果
    nizimeta
    nizimeta 2019/02/01
    “ポテンパ博士は「ポルフィロモナス・ジンジバリス菌とアルツハイマー病の病因とのつながりを示すものだ」と評価する一方「因果関係を裏付ける証拠としては十分でなく、今後、さらなる研究が必要だ」と述べている”
  • 腸内の「第2の脳」、排便を促進──仕組みを解明する新発見

    脊椎動物の腸の中には、脳と脊髄からなる中枢神経系から独立した腸管神経系があり、「第2の脳」とも呼ばれている。最新の研究により、腸管神経系が排便を促進する仕組みが初めて解明された。 腸管神経系とは 腸管神経系(ENS)は、消化管壁の中に存在する神経ネットワークを指す。英国の生理学者ジョン・ニューポート・ラングレーが20世紀前半に自律神経系を交感神経系、副交感神経系、腸管神経系に分類するなど、その存在は早くから知られていた。 人間のENSは5億個のニューロンで構成されている。これは脳のニューロンの200分の1、脊髄のニューロンの5倍に相当する。 これまで、ENSが中枢神経系と連携して腸の働きを助けていることは知られていたが、具体的な仕組みについては不明な部分もあった。 豪フリンダース大の研究 オーストラリアのフリンダース大学で神経生理学を専門とするニック・スペンサー博士らのチームは、マウスを使

    腸内の「第2の脳」、排便を促進──仕組みを解明する新発見
    nizimeta
    nizimeta 2018/06/16
    “ニューロンの高解像度画像と電極を使ってマウスの大腸の平滑筋組織から電気信号を記録し、数百万もの細胞に関わるニューロン発火のリズミカルなパターンを発見”
  • ラットの頭部移植に成功 年末には人間で?

    <人間の頭部移植というSF映画のような話が急に現実味を帯びてきた。今年12月の手術に向けて着々と準備が進む> 世界で初めて人間の頭部移植手術を行うと宣言して物議を醸す神経外科医、セルジオ・カナベーロとその研究チームが、ラットの頭部移植手術に成功した。 患者に見立てた小さなラットの頭部と前腕部を、身体のドナーである脳死したラットの頭の上に取り付け、ひとつの体に2つの頭部がある状態にする手術だ。ウェブマガジン「MOTHERBOARD」に掲載された画像から、患者、ドナー、血液供給役の3匹のラットを使った手術の様子がよくわかる。 手術の成功は、学術誌「CNS Neuroscience and Therapeutics」で発表された。頭部移植手術の課題とされていた脳への血流不足や免疫拒絶反応を解消する、この「双頭モデル」にたどり着いた経緯が説明されている。 セルジオ・カナベーロと中国ハルビン医科大学

    ラットの頭部移植に成功 年末には人間で?
  • 「トランプ勝利」世界に広がる驚き、嘆き、叫び

    ニューヨークのヒラリー・クリントンの集会で結果を悲しむ支持者たち(11月9日) Lucy Nicholson-REUTERS 激戦州とされていたフロリダ州(選挙人29)やオハイオ州(同18)、ノースカロライナ州(同15)をヒラリー・クリントンが落としたことが明白となり、来年1月20日の「ドナルド・トランプ大統領」誕生がほぼ確実となっている。 あのブレグジット(英EU離脱)の時と同じ、「まさか」の事態。ソーシャルメディア上には、クリントン支持者、トランプ支持者、メディア関係者、あるいはこの世紀の一戦を見守っていた外国人たちの「驚きの声」がどんどん溢れだした。 【参考記事】ヒスパニックが多いフロリダ州で、トランプが逆転勝利した意味 Brace yourselves: MEXICAN PESO DOWN 11.54% TOKYO DOWN 4.10% HONG KONG DOWN 3.46% S

    「トランプ勝利」世界に広がる驚き、嘆き、叫び
  • 米軍の新兵器は「サイボーグ兵士」、DARPAが開発中

    ドローン、ロボットの次はサイボーグ兵士──米軍がリアルに取り組む「脳とコンピューター」接続の大きな可能性 脳とコンピューターを繋ぐチップを頭に埋め込み、前線の兵士を「サイボーグ」に変える技術を、米軍が開発中だ。このインターフェイスは、米国防総省の研究機関である国防高等研究計画局(DARPA)が開発に取り組んでいる。チップを通じて脳細胞とコンピューターを接続できれば「人間の脳と最新電子機器の間に伝達経路を開くことができる」と、DARPAは説明する。 DARPAの研究者が脳と機械の接続を試みるのはこれが初めてではない。しかし、これまでの研究成果ではその機能は限られていた。新たに設置された「脳科学技術システムデザイン」(NESD)の研究プログラムでは、一度に接続できる脳細胞の数を数万個単位から数百万個単位へと飛躍的に増加させることを目指している。 「脳とコンピューターを繋ぐ現代で最高レベルのイン

    米軍の新兵器は「サイボーグ兵士」、DARPAが開発中
    nizimeta
    nizimeta 2016/01/22
    “DARPAは最終的に、1立方センチメートルよりも小さい…脳に埋め込める大きさのチップを製造することを目標としている。このチップが、脳細胞の発信する電気信号や化学信号をコンピューターに伝達する”
  • 明治日本の産業発展にまつわる「残酷」をひも解く

    の産業資発展の基礎として、明治34~35年(1901~02年)に極限に達した紡績資は当時、露骨な女工争奪戦を展開していた。『『日残酷物語』を読む』(畑中章宏著、平凡社新書)によれば、女工と坑夫の苦しみは"近代産業における「残酷」の典型"だった。 当時の女工の労働時間は、それ以前の1日12時間から、1日18時間にまで達していたのだという。昼の勤務だった者がそのまま徹夜作業に就かされ、36時間も続けて勤務させられたこともあったそうだ。 しかも、製糸・紡績工場が、書の言うところの「資制工場制度の搾取機構」としてつくった寄宿舎の募集広告は、いかにも胡散臭い。 募集人 ......そうれごらん、これが会社の庭園、おにわです。これが運動場、これが堂、つまりこの家でいうとそこのご飯たべる鍋座ですなあ。それからこれが娯楽場、これが浴場、これが休憩所。――それからこれが工場のおもだったところ

    明治日本の産業発展にまつわる「残酷」をひも解く
    nizimeta
    nizimeta 2015/07/07
    “大阪でコレラが流行したときには、ある工場が患者を隠匿し、病原菌が寄宿舎に蔓延したこともあった…助からないと判断された女工には、買収した医師が毒薬を飲み薬に混ぜて与えた”
  • 米金融ロビーが恐れる債務者のための女性闘士

    個人破産者の立場から米政府の銀行救済策を監視する破産法の権威は、金融制度改革の旗手か、単なる過激思想家か ハーバード大学の法科大学院といえば、気難しくて威圧的な教授が、講堂を埋め尽くす学生相手に合衆国憲法に関する高邁な議論を吹っかけるイメージがある。だが2月のある夕方に訪ねた地下の教室は、それとは似ても似つかぬ光景だった。 学生はたった9人。パソコンとにらめっこをする彼らを、教授のエリザベス・ウォーレン(59)が大げさにほめたり遠慮がちに批評する。彼らの志望は、弁護士や検事になることではなく法律の教授になることだ。だからこのクラスでは、お堅い学会誌向けの論文の書き方を指導している。 学生を象牙の塔に招じ入れることにかけては、アメリカを代表する破産法の研究者、ウォーレンの右に出る者はそういないだろう。彼女自身がこの30年間、法律図書館以外ではほとんど誰も読まないような論文を書き続けてきたのだ

    nizimeta
    nizimeta 2015/05/28
    “ウォーレンの構想は家電製品や玩具などの安全性を監視する消費者製品安全委員会をまねて金融商品安全委員会を作ることだ。実現すれば信用危機の原因になるような無責任な設計の住宅ローンは市場から駆逐される”
  • 貧困国発のうつ病クライシス

    心にもケアを 貧困地域の医療のなかでも遅れているのがメンタルケア(アフリカ北東部プントランドにある赤十字のクリニック) Olav A. Saltbones-Norwegian Red Cross-Reuters 10月10日の世界精神保健デーで、今年のテーマとして掲げられたのが「病:世界的危機」。は先進国に特有の問題だと考える人々は驚いたかもしれない。しかしハイチやルワンダの田舎で活動する精神科医の私たちは、現実は違うことを知っている。 貧困国の人々は病で計り知れない苦痛を味わいながら、ほとんど助けを得られずにいる。WHO(世界保健機関)の発表では、病を患う人は世界で3億5000万人以上。その大多数は情報が行き届かず、適切なメンタルケアを受けにくい地域に暮らす。しかし私たちが見てきたように、病で長く苦しんできた人々の生活も安価で基的な治療で改善することが可能だ。 ハイチの田舎

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