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貧困国発のうつ病クライシス
心にもケアを 貧困地域の医療のなかでも遅れているのがメンタルケア(アフリカ北東部プントランドにあ... 心にもケアを 貧困地域の医療のなかでも遅れているのがメンタルケア(アフリカ北東部プントランドにある赤十字のクリニック) Olav A. Saltbones-Norwegian Red Cross-Reuters 10月10日の世界精神保健デーで、今年のテーマとして掲げられたのが「鬱病:世界的危機」。鬱は先進国に特有の問題だと考える人々は驚いたかもしれない。しかしハイチやルワンダの田舎で活動する精神科医の私たちは、現実は違うことを知っている。 貧困国の人々は鬱病で計り知れない苦痛を味わいながら、ほとんど助けを得られずにいる。WHO(世界保健機関)の発表では、鬱病を患う人は世界で3億5000万人以上。その大多数は情報が行き届かず、適切なメンタルケアを受けにくい地域に暮らす。しかし私たちが見てきたように、鬱病で長く苦しんできた人々の生活も安価で基本的な治療で改善することが可能だ。 ハイチの田舎育
2012/10/12 リンク