「正しい立ち位置」を取ろうとするために、その理屈が合理性を欠くということは決して珍しいことではない。 ネットの徒党なり同調化圧力を見るときに、どういう類の「正しい立ち位置」が合理性を乗り越えさせてるかを見ると分かりやすい。ネトウヨの場合は愛国心なり憂国でしょう。サヨクの場合は、反権力でしょう。「日本人にとって日本が重要である」「権力は危険な暴力装置である」、いずれも真正面から無防備に言われるとごもっともなので、そこにはまってる人にとってはそこが「正しい立ち位置」としての出発点になる。そこで一歩も動かないので、合理性を欠く場面が当然出てくる。しかし、自分は正しいという信念は変わらない。あー、こういう人と議論するのは、ホント大変。 で、外国の疑似科学批判の場合は、信仰の裏返しが過剰に出てくるから、たとえば罵倒芸で煽る。ことの是非は置いといて、事情は分かる。 さて、日本のニセ科学批判になると分か