平成17年1月、3人の環境センター職員は山梨県身延町にある峡南衛生組合ごみ処理施設を視察。ごみピット内にEM活性液を散布するだけでニオイやハエの発生が抑えられるのを目のあたりにした。 1年間を試行期間として、ごみピット内に定期的にEM活性液を噴霧。昼間は1時間に1回5分の割合で行い、夜間は2時間に1回5分の噴霧を行った。1回の噴霧で約150㍑の活性液を使用し、焼却灰の取り出しコンベヤーにも散布している。 EM活性液の製造も職員が行っている。環境センター内には、大小2台の活性液製造装置を設置して1次培養、さらに1tタンクで2次培養する。その際の加温には誘因送風機から出る風熱(22~25℃)を利用している。 設備も既存の消臭剤散布に使うタンクを流用、職員手づくりのパイプを通して2次活性液は消臭剤タンクに送り込まれる。 コストは低く抑えられ、ニオイもほとんど無くなった。消臭剤や殺虫剤による職員の