1996年の鳴尾記念(G2)を勝ったマルカダイシス(牡18歳、父Diesis 母Eloquent Minister)を鹿児島県姶良町の徳重牧場(ホースランドあいら)に訪ねた。 本馬は1996年1月デビュー、8戦連続して掲示板を確保と堅実な成績を続けていたが、9戦目に初勝利を上げるとポンポンポンと4連勝、一気にオープンへと駆け上がり、トパーズステークスの2着を挟み、重賞初挑戦で鳴尾記念(G2)を制した。翌年、脚部不安を発症し2年に及ぶ長期休養、復帰後は中津~岩手~名古屋と地方競馬を渡り歩いたものの完全復活とはならなかった。 引退後、鹿児島県の徳重牧場にて種牡馬入り。数は多く無いものの毎年5頭前後に種付けを行い、種牡馬10シーズン目を迎えた昨年も5頭に種付けを行った。これまでに産駒のクリノダイシスが九州産限定重賞のひまわり賞を勝った他、昨年7月には産駒のスズノブレイヴが念願の中央初勝利を挙げて