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競走馬のふるさと案内に関するnm76のブックマーク (72)

  • 追悼~サッカーボーイ | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所

    生前のサッカーボーイ(2011年7月撮影) サッカーボーイ(2011年7月撮影) サッカーボーイ(2011年7月撮影) 生前使用していた厩舎に祭壇が用意されている “それ”を見たのは1987年12月20日。暮れも押し迫った中山競馬場の場内テレビだった。目の前で行なわれた朝日杯3歳S(G1)は6頭立て。馬券的には3頭立てみたいなレースで、当たり前のようにサクラチヨノオーが先頭でゴールを駆け抜けた。脱力感を禁じえないままに、何気なく映し出されるテレビの画面から飛び出しそうな勢いで弾け飛んだ馬がいた。それがサッカーボーイだった。 サッカーボーイという、どこかヤンチャな少年を連想させる名前と圧倒的なレース。関西テレビの杉清アナウンサーは、その実況の中で「差が開いた開いた開いた、あのテンポイント以来の着差になるか」と同馬のレースを称えた。ここまで3勝の内訳は9馬身、10馬身、そして8馬身。ワクワク

  • コスモセンサーの全弟が誕生 | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所

    ケイアイバラードの2011~1 ケイアイバラードの2011~2 愛称は「(コスモセンサー)2号ちゃん」 左ケイアイバラード当歳、右テイエムオーシャン当歳 母のケイアイバラードと当歳 2010年のアーリントンカップ(G3)を優勝、強い“4歳世代”の1頭として活躍中のコスモセンサーの母ケイアイバラード、4月12日に全弟となるキングカメハメハの牡馬が誕生している。 馬の父キングカメハメハは2004年のNHKマイルカップ(G1)、日ダービー(G1)を連勝、変則2冠を達成した。競走成績8戦7勝(重賞4勝)。2005年より社台スタリオンステーションにて種牡馬入り。初年度244頭→256頭→216頭→202頭→145頭→266頭と多くの繁殖牝馬を集め、昨年は全国リーディングサイアーの座に輝いた。 馬の母ケイアイバラードは今年18歳、父リヴリア、母ハナサキメグロ、母の父トランスアランティックという血

  • テイエムプリキュアの半妹が誕生 | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所

    フェリアードの2011~1 フェリアードの2011~2 フェリアードの2011~3 フェリアードの2011~4 放牧地の様子 2005年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)、2009年の日経新春杯(G2)を優勝したテイエムプリキュア(牝8歳、父パラダイスクリーク、母フェリアード、母の父ステートリードン)、2月14日に半妹が誕生している。 馬の父キングカメハメハは2004年のNHKマイルカップ(G1)、日ダービー(G1)を制した変則二冠馬。2005年より社台スタリオンステーションにて種牡馬入りし、初年度から244頭の繁殖を集めた。昨年、2年目の世代が大ブレイク、桜花賞(G1)、オークス(G1)、秋華賞(G1)を勝ち牝馬三冠を達成したアパパネ、ジャパンカップ(G1)を勝ったローズキングダムなどを送り出している。競走成績8戦7勝。 馬の母のフェリアード(牝15歳)は11戦2勝の成績で繁殖入

  • マイネルレーニアがJRA札幌競馬場でお披露目される | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所

    札幌競馬場のパドックに登場したマイネルレーニア ファンに愛嬌を振りまくマイネルレーニア 札幌競馬場では安田記念(G1)当日のイベントとして、東日大震災のチャリティーイベントも行われた 春のマイル王決定戦、安田記念(G1)が行われた6月5日、場外発売されたパークウインズ札幌競馬場では今年から誘導馬となったマイネルレーニアがパドックでお披露目された。 マイネルレーニアは父グラスワンダー、母チェリーラブ、母の父サクラユタカオーという静内町(現新ひだか町)・岡田スタッドの生産馬。北海道市場の取引馬で、2005年の北海道サマーセールにおいて1155万円で落札された。 競走成績はJRA36戦6勝。軽快なスピードと先行力を武器に、2006年の京王杯2歳S(G2)、2008年のスワンS(G2)などを制した。 今年の阪急杯(G3)を最後に競走馬登録を抹消した同馬は、札幌競馬場に入厩。誘導馬としての訓練を積

  • ディアジーナを訪ねて~メイプルファーム | 馬産地コラム | 競走馬のふるさと案内所

    2009年のデイリー杯クイーンC(G3)、サンスポ賞フローラS(Jpn2)と2つの重賞を制したディアジーナ(牝5歳、父メジロマックイーン、母アイネスターキン、母の父ビショップボブ)を日高町のメイプルファームに訪ねた。 ディアジーナは2008年6月デビュー、初勝利には3戦を要したが、特別戦の赤松賞3着、ひいらぎ賞2着と健闘した。 明け3歳となる2009年初戦の菜の花賞を勝ちOP入りするとデイリー杯クイーンC(G3)を優勝。一躍クラシック戦線に名乗りを上げた。桜花賞(Jpn1)は回避し大目標をオークス(Jpn1)制覇に掲げて挑んだフラワーC(G3)では、逃げるヴィーヴァヴォドカを捕らえることができずクビ差2着に惜敗。続くサンスポ賞フローラS(Jpn2)では期待に応えて優勝、重賞2勝目を挙げた。 番となったオークス(Jpn1)では、前年の阪神ジュベナイルフィリーズ(Jpn1)、桜花賞(Jpn1

  • ユキノビジンを訪ねて~村田牧場 | 馬産地コラム | 競走馬のふるさと案内所

    1993年のクイーンS(G3)を優勝したユキノビジン(牝21歳、父サクラユタカオー 母フアテイマ)を新冠町の村田牧場に訪ねた。 馬は1992年8月、岩手競馬の阿部時雄厩舎からデビュー。スピードの違いで3連勝、岩手の重賞・南部駒賞では5着と敗れたものの、明け3歳となる1993年に中央競馬の久保田敏夫厩舎に転厩した。 移籍初戦となったクロッカスS(OP)では、人気薄ながら初芝を物ともせず3馬身差の完勝を見せた。地方(岩手競馬)出身という背景、父サクラユタカオーに似た美しい栗毛の馬体に白い馬装、可愛らしい馬名が相まって、一躍人気者となった馬は桜花賞(G1)、オークス(G1)と続けてベガの2着に入り実力も見せつけた。 当時、3歳限定戦でエリザベス女王杯(G1)の前哨戦だったクイーンS(G3)で1番人気に応え、後のエリザベス女王杯(G1)優勝馬ホクトベガに完勝し重賞初制覇を果たした。 迎えた

  • ローレルゲレイロに全弟が誕生 | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所

    ビッグテンビー当歳-1 ビッグテンビー当歳-2 ビッグテンビー当歳-3 青草の布団が気持良さそうだ 母ビッグテンビーと当歳 2009年高松宮記念(G1)、スプリンターズS(G1)を優勝し、年より優駿スタリオンステーションにて種牡馬入りしているローレルゲレイロ(牡7歳、父キングヘイロー 母ビッグテンビー 母の父テンビー)の全弟が、4月12日に誕生している。 馬の父キングヘイローは、父に凱旋門賞(G1)などG1を4勝したダンシングブレーヴ、母にケンタッキーオークス(G1)などG1を7勝したグッバイヘイローという世界的な良血。デビューから3連勝で東京スポーツ杯3歳ステークス(G3)を制し、クラシックでも皐月賞(G1)2着と健闘したが、格化したのは距離を縮めてきた4歳以降、東京新聞杯(G3)、中山記念(G2)を連勝、5歳となった2000年の高松宮記念(G1)で悲願のG1制覇を果たした。競走成

  • シルクジャスティスを訪ねて~畠山牧場 | 馬産地コラム | 競走馬のふるさと案内所

    1997年の有馬記念(G1)を優勝したシルクジャスティス(牡17歳、父ブライアンズタイム 母ユーワメルド)を新ひだか町の畠山牧場に訪ねた。 馬は1996年10月のデビュー、初勝利は7戦目と時間を要したが、続く毎日杯(G3)では3着と好走、若草ステークス、京都4歳特別(G3)と連勝し、日ダービー(G1)へと駒を進めたが追い込み届かず2着に敗れた。ちなみに、この年の牡馬クラシックはブライアンズタイム産駒が大活躍、皐月賞(G1)がサニーブライアン・シルクライトニングのワンツー、日ダービー(G1)がサニーブライアン・シルクジャスティスのワンツーという結果だった。 古馬相手の京都大賞典(G2)を優勝し、菊花賞(G1)では1番人気に推されたが0.4秒差の5着、ジャパンカップ(G1)でも0.4秒差の5着と惜敗が続いたが、有馬記念(G1)では古馬のマーベラスサンデー、エアグルーヴとの三つ巴の叩き合い

  • 宮城県の被災馬情報~宮城案内所 | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所

    宮城県若林地区の乗馬クラブ付近の状況~1 宮城県若林地区の乗馬クラブ付近の状況~2 宮城県若林地区の乗馬クラブ付近の状況~3 宮城県若林地区の乗馬クラブ付近の状況~4 競走馬のふるさと宮城案内所から、震災の被害が大きかった海岸部の取材情報が届きました。 大崎市内にある宮城案内所は、震災直後が事務所に入ることもできない状態で、その後も余震で事務所内は散乱が続いていたそうです。震災からひと月半経たった時点ですが、取材にあたった女性スタッフは「写真を撮るのに車から外に出るのが怖かった。」と現場の状況を語っていました。 以下、取材報告です。 仙台若林区の海岸近くにあるクレイン仙台海岸公園乗馬クラブと東松島乗馬クラブがあった場所に行って来ました。 移り変わる風景が異様さをまし変わり果てた姿に・・・・ あり得ない現実と津波の恐ろしさと自然の脅威を受け入れざる得ない風景でした。 通行止めになっている箇所

  • メイショウドトウを訪ねて~イーストスタッド | 馬産地コラム | 競走馬のふるさと案内所

    浦河町のイーストスタッドに繋養されている2001年の宝塚記念馬、メイショウドトウを訪ねた。 メイショウドトウは愛国産。父はクイーンエリザベス二世S(英・G1)などG14勝を挙げたBigstoneで、日では数少ない産駒の1頭となる。デビューは3歳1月の京都競馬場。初戦は2着と惜敗したが、2戦目で初勝利を果たすと堅実に自己条件を勝ち上がり、その年の末にはオープン入り。古馬になると重賞路線を進み、緒戦となった日経新春杯(G2)では2着。続く中京記念(G3)をレースレコードで制し、重賞初勝利を飾った。まさに怒濤の勢いで重賞レースの主役に躍り出た馬が初G1に挑戦したのが2000年の宝塚記念(G1)。ここで初めて同期のライバル・テイエムオペラオーと顔を合わせ、クビ差の2着に敗れる。以後2頭は熾烈な争いを繰り広げて行くことになる。 出走したG1でことごとくテイエムオペラオーの後塵を拝したメイショウド

  • エルウェーウィンとケイティタイガーが移動 | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所

    1992年のJRA賞最優秀3歳牡馬エルウェーウィンと1997年の中山大障害優勝馬ケイティタイガーの2頭が3月21日、浦河町のうらかわ優駿ビレッジAERUから、白老町の「ホースガーデンしらおい」へと移動した。「ホースガーデンしらおい」は、気楽に乗馬が楽しめたり、馬と触れ合うことを目的に、4月1日にオープン予定の乗馬クラブ&引退馬牧場。 エルウェーウィン(セン21歳、父カーリアン、母ラスティックレース)という血統の愛国産馬。2歳時に3戦3勝で最優秀3歳牡馬になったものの、骨折で長期休養を余儀なくされた。復帰後は勝ちきれないレースを続けていたが、7歳秋のアルゼンチン共和国杯(G2)で3年11か月ぶりに優勝した話題となった。通算成績は40戦5勝(重賞2勝) 現役引退後は、99年から静内町の静内スタリオンステーションで種牡馬入り。03年からは功労馬として余生を過ごし、2010年3月にAERUへ移動し

  • ローマンエンパイアを訪ねて~中島牧場 | 馬産地コラム | 競走馬のふるさと案内所

    記録よりも、記憶に残る名選手。例えるならば数よりも飛距離にこだわるホームランバッター。それがローマンエンパイアという馬だった。 出遅れて向こう正面で14頭をゴボウ抜きした新馬戦。後方に待機し4角手前からロングスパートを決めたさざんか賞。いきなりの距離延長に戸惑いながらも同着に持ち込んだ京成杯(G3)。そのどれもが、見るものの印象に残るレースだった。しかし、その京成杯(G3)を最後にローマンエンパイアは輝きを失っていく。 「能力は高かったと思うけど、よく分からない馬でしたよね」というのは生産者の中島牧場、中島雅春さんだ。「今にして思えばですけど、自分としては2戦目のさざんか賞(1400m)が一番強かったと思っています。母親がスピード馬でしたし、兄姉もそんなタイプが多かったから、やっぱりあれくらいの距離があっていたんじゃないかなって。でも2000mの大阪城Sも勝っているし、1800mのエプソム

  • 2011年02月26日 アーリントンC G3 | 重賞ウィナーレポート | 競走馬のふるさと案内所

    兄の無念を弟が晴らした。アーリントンC(G3)に出走したノーザンリバーは、ゴール前で前を行く馬を力強く交わして優勝。実はこのアーリントンC(G3)には、全兄のノットアローン(牡6、橋口厩舎)も08年に出走し、4着に敗れていたレース。また、母のソニンクにとっても、ノーザンリバーが初の重賞馬となった。 重賞馬こそ送り出していなかったものの、ソニンクは非常に優秀な繁殖牝馬である。モンローブロンド(牝9)が4勝をあげて、ファンタジーS(G3)で2着。ノットアローンは3勝をあげており、ラジオNIKKEI賞(Jpn3)では2着、セントライト記念(Jpn2)では3着。ランフォルセ(牡5、萩原厩舎)はダートで5勝をあげてオープン入りを果たしている。また、一番仔のアコースティクス(牝10)は、ダービー馬ロジユニヴァース(牡5、萩原厩舎)の母でもあり、名牝系の基礎牝馬としての期待も大きい。 ノーザンリバー自身

  • フジノマッケンオーを訪ねて~本桐牧場 | 馬産地コラム | 競走馬のふるさと案内所

    安住の地は、生まれ故郷だった。 2000年の現役生活にピリオドを打ったフジノマッケンオーは、種牡馬失格の烙印をおされ、その後はめぐり合った施設の閉鎖にまた行き場を失い、乗用馬施設を転々としたのち、2005年に生まれ故郷の桐牧場に戻ってきた。 大正8年創業。100年にならんとする桐牧場の歴史は“幻の馬”といわれたトキノミノルや天皇賞馬ヤマニンモアー、メジロタイヨウ。あるいは名牝のほまれ高いオーハヤブサ(オークス)などとともにある。名種牡馬チャイナロックをけい養し、メジロティターンやウィナーズサークルも種牡馬としてけい養していた。現在、フジノマッケンオーと仲良く隣同士で放牧されているハギノカムイオーも、そんな1頭だ。 サラブレッド、とくに牡馬が生まれ故郷に戻れる確率を考えると、桐牧場の放牧地で草を噛むフジノマッケンオーは、その存在が奇跡といってもよい。 「おとなしい馬なんですよ。色々なと

  • 優駿スタリオンステーション種牡馬展示会が開催 | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所

    ローレルゲレイロ カネヒキリ アドマイヤオーラ ピサノデイラニ マーベラスサンデー マヤノトップガン キングヘイロー 応援に駆け付けた昆貢調教師 新種牡馬4頭をラインナップに加えた新冠町の優駿スタリオンステーションの種牡馬展示会が2月21日に行なわれ、集まった生産者や報道陣など約450人の前に17頭の種牡馬がお披露目された。 暖かい日差しの中、午前11時からスタートした展示会のトップを飾ったのは新種牡馬ピサノデイラニ(7歳、父Fusaichi Pegasus)。父フサイチペガサス産駒として邦初供用となる同馬は、シンボリクリスエスの半弟という超の付く良血馬。500キロをゆうに超える恵まれた馬格を持ち、堂々と周回する姿に皆目が釘付けになっていた。続いては京都記念(G2)など重賞3勝、現役最強牝馬ブエナビスタの兄アドマイヤオーラ(7歳、父アグネスタキオン)。そしてキングヘイローの後継種牡馬とし

  • ユウセンショウを訪ねて~タイヘイ牧場 | 馬産地コラム | 競走馬のふるさと案内所

    96、97年のダイヤモンドS(G3)を連覇するなど、中~長距離重賞には欠かせない存在だった個性派、ユウセンショウを訪ねた。 19歳とは思えぬ程若々しい面差しで迎えてくれたユウセンショウ。その少年っぽい瞳は、現役時代より若返ったようにも思える。種牡馬としては1頭の産駒を送り出すに留まったが、生まれ故郷でのんびりと過ごしている。 「昔からおとなしく、賢い馬でしたから特に手がかかった思い出はありませんね。周りには繁殖牝馬しかいませんし、去勢もしていないので発情のシーズンになったら鳴いたりするもんなんですけど、この馬は特別騒いだりすることもなく、マイペースに暮らしてますよ」と荻野芳守場長。 母ユウミロクはオークス(G1)2着、カブトヤマ記念(G3)優勝という競走成績も然ることながら、母としてもユウセンショウを筆頭に、中山グランドジャンプ(JG1)を連覇したゴーカイ、中山大障害(JG1)を制したユウ

  • 社台スタリオンパレード2011が開催される | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所

    質、量ともに日一の陣容を誇る社台スタリオンステーションの種牡馬展示会が北海道安平町の同スタリオンで開催された。快晴に恵まれたこの日は、推定約700人の生産者や馬主、報道関係者ら招待客が見守るなか次々と紹介される総勢26頭の豪華ラインナップを堪能した。 冒頭、吉田照哉代表から「ハービンジャーという名前は良い知らせを運んでくれる使者、という意味だそうです。この馬の仔がみなさんの元に良い知らせを運んで欲しいし、この馬の仔の活躍を期待している英国の競馬ファンに良い知らせを運んでいただきたい」とあいさつのあと、午前11時30分から展示会がスタートした。 キングジョージⅥ&クインエリザベスS(G1)を大差勝ちし、昨年の全欧年度代表馬に輝いたハービンジャーからスタートした展示会は文字どおりにチャンピオンホース、チャンピオンサイアーの競演ともいうべき豪華なもの。1頭ずつたっぷりと時間をかけてそれぞれの馬

  • オースミロッチを訪ねて~ホーストラスト | 馬産地コラム | 競走馬のふるさと案内所

    競馬ブームが全盛だった1990年代前半、メジロマックイーンやメジロライアンで盛り上がった世代の名脇役として活躍したオースミロッチ(セン24歳、父アーティアス 母ロッチアイ)をホーストラスト(鹿児島県湧水町)に訪ねた。 馬は1989年10月デビュー、3歳(現2歳)秋から5年間の長きに渡って活躍し、通算30戦8勝の成績を収めたが、特筆すべきはその8勝全てが京都での勝ち星であり、2勝した重賞の京都記念(G2)も京都大賞典(G2)と“京都”を冠するレースだった。“淀巧者・京都の申し子”と呼ばれるまでに活躍した。G1には6度挑戦し、勝つことは叶わなかったものの、1993年の宝塚記念(G1)では、最後の直線で不良馬場の最内をピッタリ走る大胆な戦法で逃げ込みを図り、同期のメジロマックイーンの3着に好走、この戦法は未だにファンの語り草になっている。 1995年より九州の吉永ファームにて種牡馬入りした

  • ダノンゴーゴーを訪ねて~村山牧場 | 馬産地コラム | 競走馬のふるさと案内所

    2008年のファルコンステークス(Jpn3)を勝ったダノンゴーゴー(牡6歳、父アルデバラン 母Potrinner)を熊県大津町の村山牧場に訪ねた。 馬は2007年11月にデビュー、新馬戦で上がり33.3秒の末脚を繰り出し優勝、非凡な才能を感じさせた。千両賞(500万下)3着、さざんかステークス(OP)2着、明け3歳の500万下3着と惜敗続きだったが、2008年2月に2勝目を挙げると、続くファルコンステークス(Jpn3)では後方15番手から鋭い追込を見せて重賞初制覇を果たした。続くニュージーランドトロフィー(Jpn2)では7着に敗れたが、大きく人気を下げていたNHKマイルカップ(Jpn1)では“変則二冠馬”ディープスカイの3着に入り力を見せた。 夏の休養後はスプリンターズステークス(G1)を目標に帰厩したが、ここで屈腱炎を発症し無念の長期休養となった。2年1か月ぶりの復帰戦となった鞍馬ス

  • スクリーンヒーローに初産駒が生まれる | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所

    08年のジャパンC(G1)を制し、昨シーズンから新ひだか町のレックススタッドで種牡馬入りしたスクリーンヒーロー(牡7、父グラスワンダー)の“長女”が、同町内の静内山田牧場で産声をあげた。 1月20日、母アイファークィーン(父ナリタブライアン)との間に生まれた鹿毛の牝馬は、予定日より5日早い誕生だったが母子共に元気一杯。 「いつも予定日より早めに産むので特に心配はしていませんでしたが、早く生まれた割に大きい仔で驚きました。牝馬ですが骨や節々ががっちりしていて丈夫そう。母は種牡馬の特長を引き出す傾向があるから、父に似てると思います。(アイファークィーンの)オーナーも早速見に来て“大きくてしっかりした仔が生まれた”と喜んでいましたよ」と山田さん。 スクリーンヒーローは父グラスワンダー、母ランニングヒロイン、母の父サンデーサイレンス。祖母にダイナアクトレス、おじに日経賞(G2)など重賞2勝したステ