「結局、婚活は男性のほうがお金もかかるし圧倒的に不利。日本は女尊男卑ですよ」 そう話すのは、3年前に結婚相談所に入会したという高井義則さん(仮名・43歳)。 電気技師としてキャリアを重ね、現在の年収は950万円。国立大卒で身長172㎝の中肉中背、結婚相手としては“好条件”の部類に入りそうだが、婚活課金額はデート代を含め累計350万円以上にのぼる。 「僕の職場は男だらけで出会いがなく、彼女ができなかった。でも、40歳になりそろそろ結婚したいと思って結婚相談所に申し込みました。相談所は入会金が30万円で月々の会費が3万円。成婚率を上げるためにオプションにも合計で50万円支払っています。さらに女性との食事では毎回レストランの個室を予約しているので、一回のデートで少なくとも1万円の出費と、地味に課金を重ねてきました」