掛川市の久保田崇市長は14日の市議会6月定例会一般質問答弁で、リニア中央新幹線整備について、開通すれば東海道新幹線掛川駅の停車本数の増加につながると歓迎した上で、静岡空港新駅の設置には「新駅追加でダイヤ構成が変わってくる。新幹線増便にも影響が出るのではないかという懸念がある」と慎重な見方を示した。 久保田市長は、リニア開業で県内新幹線駅の停車本数が現状の1・5倍に増える可能性があるとする国土交通省の調査結果を紹介した。一方で、要望が再び活発化している空港新駅設置の構想については「JR東海は、掛川駅と空港新駅との距離が非常に短いとして難色を示してきた。新駅の条件は示されていないし、地元負担金も生じるはず。分からないことが多すぎる」と述べた。 松本均氏(創世会)の質問に答えた。