2024年3月に読んだ本は23冊。 読むのが止まらなくて晩ご飯を食べながらも読み続けてしまった本は「居るのはつらいよ」。京大大学院卒の心理士が沖縄のデイケアで働いたあれこれをフィクションにしてまとめた本。「パックス・デイケアーナ」とか「医療事務ガールズ」とか言葉のセンスが楽しかった。職員もメンバーさんも入れ替わっていくのがちょっと切ない。私たちはどこへ行こうと「生き抜かなくてはならぬ」 「石のつぶて」は10億近くを使い込んだ外交官・松尾克俊の話。人の金だと思うと簡単に使っちゃうよねー。(もちろん私にはその経験がないけど)ただこの松尾さん、滅私奉公タイプだったそうで逮捕されたことに驚いた人もいたとか。佐藤優が別の本で語っていたところによると、松尾さんはヒラ時代の昔から自分の金でビジネスの用を立てることを厭わない人だったんだけど、出世してみたら会社の金で私的な用を立てるようになってしまった。(