現在では国内の常識が通用しない中国におけるソフトウェア事情。ショップ事情から見える今後のITビジネスの行方は? 事例から見る、現代版の傾向と対策を紹介しよう。 北京Now! 北京市の北東部に位置する中関村。 清華大学、北京大学などの中国の名だたる大学が連なる学生街であるが、最近は数多くのIT系ベンチャー企業がその産声を上げる街となっている。最近はIT関連のショップをテナントとしたITビル(電脳城)が急増し、あたかも日本の秋葉原のようになりつつあるのだ。 そうした電脳城の中のソフトウェアを販売しているショップに足を踏み入れ、試しに商品棚から幾つかパッケージを手元に取ってみると、どれも正規版にも関わらず価格は10元~30元(150円~450円程度)と非常に安い。ソフトウェアに関しては、日本と中国でだいぶ物価水準が異なることが分かる。 一方、北京の西側には、馬連道と呼ばれる地区がある。 ここはお