■かつてのソニーは,他社が妥協してもわが社は他社とは違うと言うSONYの4文字を大事にし,技術による顧客満足を提供してくれていた。だからこそ価格が高くてもSONYだからと言う気持ちがあった。しかし,今は他社と同じになってしまい,製品品質も全く他社と遜色がなくなってしまった事を,ソニー製品を使用していて痛感する。その元凶はやはり誤れる成果主義にあると思う。 エンジニアが自信を持って設計出来なくなっている。見せ掛けの仲間が評価され,真剣に技術に燃え,商品の事を考え,お客様の事を考えているエンジニアが評価されない成果主義であればCSチャレンジ精神が失せてしまうのも止むを得ないと思う。顕在化した成果なんて,潜在能力からすれば極一部でしかない。その一部分で成果主義と言う名の下に全てを評価されては,真面目な社員程沈んでしまう。顕在能力・潜在能力を正しく評価するなんて不可能。どこかで割り切るしかない。