最近の私の楽しみは、NHKの朝の連続ドラマ「カーネーション」。 主演・尾野真千子の演技力もさることながら、何より感心させられるのは、脚本の面白さだ。 登場人物の設定から一つひとつの台詞まわしまで、細部にわたって工夫が凝らされており、 これまでの連ドラの固定観念を超えた、一つの芸術作品に仕上がっている。 私は先日、その舞台となっている岸和田を訪れた。写真はコチラ。 私が住んでいる堺と岸和田は、南海電車で約30分ほどの近距離なのだが、 学区が違うせいか余り縁が無く、これまで岸和田について知る機会は殆どなかった。 そこで行く前に下調べをしようとネットで検索したら、偶然とても興味深いページを見つけた。 この記事【1】【2】は、岸和田図書館の職員の方が本の紹介を目的として書かれたものだが、 大正・昭和時代の岸和田の女性史が、非常によくわかる形でまとめられているので、 ぜひ多くの人に読んでほしい。山岡
・限界集落の真実: 過疎の村は消えるか? 「限界集落」とは65歳以上の高齢者が人口の半数を超え、独居老人世帯が増加し、社会的共同生活が困難な集落を指す。限界を超えると人口、戸数がゼロになり「消滅集落」となる。過疎化現象の末路として80年代に問題提起され、その後2007年の参議院選挙で地域間格差の問題に絡んで再びクローズアップされた。そして国は過去7年間で191の集落が消えたと発表した。 高齢化→集落の限界→消滅。遂に過疎化も行きつくところまでいったかと、私もそう受け止めていた。ところが地域社会学者の著者は「消滅しそうな集落など、いったいどこにあるのか?」と意外な問題提起をしている。 著者は長い間常識ととらえられてきた「限界集落」というモデル自体に疑問を呈する。そして自らフィールド調査を行って、高齢化で共同生活に支障をきたして消滅に至った集落は実際には1件もないという調査結果を発表する。確か
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