損壊した福島第一原発の3号機から、灰色の煙が昇る。3月21日、午後4時過ぎに撮影された(東京電力提供) 「建屋内は白い煙に包まれ、『逃げろ!』の怒号が飛び交いパニックに」 「2号機復旧作業中に3号機が水素爆発! 瓦礫の上を死に物狂いで走った」 「逃げろ!」「外に出るんだ!」 四方から聞こえてくる叫び声を聞きながらも、A氏はどちらに避難していいのか分からなかった。室内の消火器が倒れて消火剤が噴出したらしく、あたり一面は白い煙に包まれ、2m先も見えなくなっていたのである。 ガシャン! ドン! パーン! 機材が破裂したり、ぶつかっているのであろう。あちこちから様々な音が聞こえてくるが、何が起きているのかはハッキリ分からない。床は生き物のようにグラグラと波打ち、立っているのも難しい状態だ。A氏は動くこともできず、しばらくの間うずくまっていると、近くで関連会社の社長がはっているのを見つけた。話をして
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