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ブックマーク / gazfootball.com (14)

  • 「相変わらず前途多難ではあるが、少しは光明が見えたかな」キリンチャレンジカップ 日本-ベネズエラ

    アギーレジャパン発足2戦目となったベネズエラ戦は、せっかく2度も日がリードしたのに初戦と同様に個人のつまらないミスから文字通りみすみす同点にされてしまうという、どうにも冴えない結果に終わってしまった。 前半の日は、序盤こそ積極的な攻め上がりで惜しいチャンスを作ったかに思えたのだが、試合が落ち着いてしまうととたんに各自の連動した動きが無くなってしまい、DFがボールの出しどころを失って足を止めた中盤に仕方なくパスを出してはカットされて決定的なピンチを連発するという体たらく。 これじゃ後半はどうなる事かと思ったら、岡崎と武藤という縦への推進力を持った選手が入った効果がいきなり生まれ、何でもないロングボールのこぼれを拾った武藤がそのまま持ち込んでゴールを決めてしまう。田と岡崎という2人のエースをおとりに使ってのシュートという日人らしからぬ大胆さが良かったね。もし外してたら締められてたかもし

    「相変わらず前途多難ではあるが、少しは光明が見えたかな」キリンチャレンジカップ 日本-ベネズエラ
  • いかに日本のゾーンディフェンスはなんちゃってなのか

    サッカーの観戦をサボると、何故か助け舟のようにメールをいただく事が多くてネタとして非常に助かっております(笑)。今回はハムストさんから日のゾーンディフェンスについて。 ゾーンディフェンス。 代表総括中に、日はゾーンディフェンスは全くの手つかずとあります。 Jリーグの試合を見てても確かに、人数が揃っていてもサクッとやられる守備を見ることは珍しくありませんが、何故なんでしょうね。日はプロリーグが昨日今日始まったわけじゃなく、20年も経ちます。 リーグの指導者達は、おそらく、海外のクラブ等から、練習の仕方などを学んでいたと思ってました。反町監督もスペインのクラブでコーチをしてたと記憶してます。「レアルやバルサは特別な練習をしてるわけではない」と何かの雑誌で読んだこともあります。 だからJリーグの指導は、欧州を手にして、指導している。また日人指導者がそうでなくても、欧州やブラジルから多く

    いかに日本のゾーンディフェンスはなんちゃってなのか
  • JFAの技術委員会が小学校以下であるこれだけの理由

    が早々に敗退してしまったがブラジルワールドカップはもちろんまだまだ続き、今晩からはいよいよベスト8の対戦が始まる。 結果的にはコスタリカを除けばアフリカ勢やダークホースなチームは全て敗退してしまったが、ベスト16の試合はどれも今大会の”自分たちのサッカー”日がノコノコ入って来ても一発で蹴りだされてしまいそうなぐらい、互いに戦う姿勢が充満した熱い試合だった。 今大会は時差や気候等の環境的なマイナス面があったとはいえ、明らかにアフリカ勢や北中米勢の力が向上しており、南アフリカ大会でいったんは躍進したと思われたアジア勢は、逆に彼らに抜かれてしまった感がある。このままでは次回ロシア大会でも結果が出せず、いよいよ出場国数の削減が現実化してしまうかもしれない。 そんな暗澹たる気分の中、チーム以上にお友達集団なJFAは喉元過ぎれば熱さを忘れるとばかりに新監督人事に余念が無く、「アギーレって言っちゃ

    JFAの技術委員会が小学校以下であるこれだけの理由
  • 「日本が子供の夢から覚める時」ブラジルW杯日本代表総括

    ビッククラブに在籍する攻撃選手を抱えて過去大会で最高の成績を目論んだ日本代表だったが、いざ蓋を開けてみればドイツ大会と変わらぬ勝ち点1、グループ最下位での敗退と、完全に日の期待を裏切る結果に終わってしまった。 そして昨晩にザッケローニ監督の退任が発表され、これでザックジャパンの4年間は終了する事になった。 W杯で失敗した原因にはいろいろな理由が考えられるのだが、最も大きなポイントはW杯に臨む上での大きな戦略面の失敗にあったのではないかと思っている。 所詮は「自分たちの自分たち」 今大会で良くも悪くもキーワードとなってしまったのが「自分たちのサッカー」。つまり、リアクションではなくて自分からリスクをかけて高い位置から攻撃を仕掛け、人とボールが早く動いてゴールに迫るスタイルなのだが、結果的にそのサッカーが出来た時間はコートジボワール戦の前半20分間と、コロンビア戦の前半45分のみで、その他の

    「日本が子供の夢から覚める時」ブラジルW杯日本代表総括
  • 「弱点も狙いも丸見えだけどいいの?」ブラジルW杯日本代表メンバー正式決定!

    まさに日中の注目が集まっていたブラジルW杯に出場する日本代表メンバー23人が、とうとう正式に発表となりました。 GK: 川島、西川、権田 DF: 吉田、今野、森重、長友、伊野波、酒井宏樹、内田、酒井高徳 MF: 長谷部、遠藤、山口蛍、青山 FW: 香川田、清武、岡崎、柿谷、大迫、大久保、齋藤 事前に自分が”予想”したメンバーからすると、酒井高徳と清武、青山が入って、細貝、中村憲剛、駒野が抜けたという感じですね。予想としてはまずまずの部類ではないでしょうか(笑)。 ザックが会見で述べていたポイントとしては、複数ポジションがこなせる事は当然として、疲労等を考慮して同じ能力を持った選手であれば若手を優先したという部分、やはり主導権を握る戦いをしたいので攻撃的な選手を選択したに注目したいです。 個人的に、今年は出来の波が多かった清武と酒井高徳はどうかなと思ったのですが、上記の点で中村憲剛や駒

    「弱点も狙いも丸見えだけどいいの?」ブラジルW杯日本代表メンバー正式決定!
  • 「岡崎15ゴール目!しかしニュルンベルクは降格・・・」ドイツ・ブンデスリーガ最終節

    昨晩はドイツ・ブンデスリーガの最終節という事で、1試合に絞って観戦するのではなく、スカパーと有線テレビPCの実況などを駆使して同時並行気味に試合を見ておりました。 結果、上位は2強が変わらずでシャルケ、レヴァークーゼン、ヴォルフスブルクの3~5位が全て勝利して順位はそのまま。内田のシャルケがCLストレートイン、プレイオフ権はレヴァークーゼンがゲット。マインツは岡崎選手が値千金の勝ち越しゴールを決めて7位が決定、ヨーロッパリーグ出場権を獲得しました! 試合終了♪岡崎選手、ゴールおめでとう (^o^)/!!!マインツ、EL出場おめでとう (^o^)/!!! #M05HSV pic.twitter.com/eJTTmZaihB — 1. FSVマインツ05 (@mainz05_jp) 2014, 5月 10 マインツ公式Twitterも喜んでますね。しかし岡崎のゴールシーン、スルーパスに抜けだ

    「岡崎15ゴール目!しかしニュルンベルクは降格・・・」ドイツ・ブンデスリーガ最終節
  • 「ファーガソンとともに1つの時代が終わり、香川らの時代が始まる」UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2レグ バイエルン・ミュンヘン-マンチェスター・ユナイテッド

    「ファーガソンとともに1つの時代が終わり、香川らの時代が始まる」UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2レグ バイエルン・ミュンヘン-マンチェスター・ユナイテッド 日時間の今日深夜に行われた、CL準々決勝バイエルン対マンUの第2レグ。ホームでの第1レグを1-1で終えたマンUは、後半に値千金の先制点を挙げながらも直後に追いつかれ、最終的には3-1と突き放されて終了。これで香川自身がドルトムント時代から続けていたバイエルン戦の無敗記録も途絶えることになってしまった。 マンUは第1レグからフォーメーションを変え、ウェルベックとルーニーが縦の関係になり、香川とバレンシアが左右のSHに入った4-4-1-1という形で臨んで来た。 前半はほぼマンUは守備に専念する状態で、4-4の2ライン守備を自陣の低いところに敷き、香川も自分のサイドにボールが来たらいち早くカバーに戻り、対面するロッベンを細かいステッ

    「ファーガソンとともに1つの時代が終わり、香川らの時代が始まる」UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2レグ バイエルン・ミュンヘン-マンチェスター・ユナイテッド
  • 「当面はこれが本田とミランの生きる道」イタリア・セリエA第30節 フィオレンティーナ-ACミラン

    と言う訳で、昨晩のラツィオ戦から引き続いて見た今朝のフィオレンティーナ戦。 個人的に、セードルフがモイーズよりもマシだなと思っている理由は、少なくともセードルフは以前の過ちから学習する姿勢を備えていて、相手に合わせた人選を考える事ができるという点にある。 この試合では、カカーは相変わらずアンタッチャブルだけど、現在4位と好調なフィオレンティーナに対しては、ラツィオ戦でまずまず安定していた守備陣のベースは変えずにボネーラ、ムンタリを入れてフィジカル負けをしないようにし、バロテッリとターラブトという個人で勝負出来る選手を揃え、しっかり守って少ないチャンスをモノにするという狙いを見せたが、結果的にはそれが偶然?に当たった。 選手の間で派閥ができている、この2試合で結果が出なければ監督解任と、マスコミからはネガティブな話題ばかりが出ていた昨今だが、そういう時は意外と危機感からチームがまとまったりす

    「当面はこれが本田とミランの生きる道」イタリア・セリエA第30節 フィオレンティーナ-ACミラン
  • 「本田まさかのデビュー、まさかのポスト」イタリア・セリエA第19節 サッスオーロ-ACミラン

    試合前は、サッスオーロ戦で田がデビューするとすれば2点差以上のリードで後半30分過ぎぐらいかな~、みたいな言われ方をしていたのだが、蓋を開けてみれば前半13分までに2点を先行した後でベラルディに4点をぶち込まれ、追い付くための救世主としてデビューをする羽目になってしまった(苦笑)。 で、その結果はどうだったかと言うと、左からのクロスに合わせたダイレクトボレーがゴールポストに当たる惜しいシュートや、右足からも正確なクロスを上げるなど目に見える成果があった点もさることながら、今までのミランには欠けていたピースを確実に埋める選手である事ははっきりしたように思う。 前の試合でも書いたしこの試合でも存分に発揮されたように、ミラン最大のウィークポイントは守備にあり、その原因は当然DF陣の酷さもあるが、少なからずバロテッリ、カカー、ロビーニョの前線3人があまりプレスをかけず、個人勝負が多くて成功すれば

    「本田まさかのデビュー、まさかのポスト」イタリア・セリエA第19節 サッスオーロ-ACミラン
  • 「もう香川は期待すべきではない」イングランドFAカップ3回戦 マンチェスター・ユナイテッド-スウォンジー

    2014年になってからの3試合は全て敗戦、クラブにとって重要なタイトルであったFAカップはわずか3回戦で敗退と、一時的な復調からまたもどん底に陥ってしまったマンU。香川がフル出場したそのFAカップスウォンジー戦を見てみたが、これがまあ結果そのまんまの酷いチーム状態であった。 確かにモイーズはチームを何とかしようと試行錯誤しているのは、今までよりもずっと高くなったDFラインを見ても分かる。しかし、やろうとしているサッカーはひたすらワイドに展開しては個人が突破するイングランド流ゴリ押しスタイルに過ぎず、その志向と選手のラインナップが絶望的に合っていない。 まずラインを上げてボールが縦方向に激しく行き交うサッカーをしたいのならCBにスピードは必須でなのにCBにはリオ・ファーディナンドを起用して、12分には案の定リオが前に出ようとしてアタックしきれず、やすやすとDFラインの裏にパスを出されて失点。

    「もう香川は期待すべきではない」イングランドFAカップ3回戦 マンチェスター・ユナイテッド-スウォンジー
  • 「香川はトップ下だけどトップ下ではない」欧州CLグループA レバークーゼン-マンチェスター・ユナイテッド

    どちらもこの試合に勝つと決勝トーナメント進出が決定、負けるとグループ敗退の可能性が出てくるという事で、マンUにとっては緊迫した状況でのアウェイ戦だったが、蓋を開けてみれば何と5-0の大勝という意外な結果に終わってしまった。 もっとも、それはマンUが良かったと言うよりはレバークーゼンの自滅という面が大きかった。前半20分までのレバークーゼンは、攻撃に転じると素早くサイドへとボールを展開し、SBのオーバーラップを絡めて分厚いサイド攻撃を仕掛け、スピードに難があるリオ・ファーディナンドがCBに入ったマンUはラインをなかなか押し上げられず、トップ下で先発した香川と1トップのルーニーが孤立してほとんどボールに触れなかった。 ところが、前半22分に中盤でボールを奪った香川からギグス、ルーニーと展開し、マークを2人引き連れて飛び込んだ香川の裏にフリーで走りこんだバレンシアがクロスに合わせてワンチャンスで

    「香川はトップ下だけどトップ下ではない」欧州CLグループA レバークーゼン-マンチェスター・ユナイテッド
  • ザックジャパンの本当に深刻な問題

    2連敗に終わった欧州遠征から3日が経ち、その間あちこちの言説を見て回っていたのだけど、ザックが無能だとか選手任せだとか、Jリーグで結果を出している選手を選んでないだとか、そんで更迭すれば万事解決みたいな短絡的な意見ばかりで当にげんなりしてしまう。 ザックジャパンが直面している根的な原因については、ベラルーシ戦の後に何となく思い浮かんでいたのだけど、書きだすと長くなる話なのであえてそこまで突っ込んではいなかった。でもその辺の言及をしている意見を今までほとんど見なかったので、ここらでちょっとまとめて書いてみる事にする。 端的に言うなら、今のザックジャパンは「太陽が見えなくなってしまっている状態」なのではないかと思っている。 太陽とは、これまで築き上げてきたザックジャパンのサッカーの根幹をなす部分である、遠藤-田-香川のラインを意味する。遠藤の試合の流れを読む能力、田のキープとキックのパ

    ザックジャパンの本当に深刻な問題
  • 香川ベンチ外に見るモイーズ監督の思惑

    ルーニーが怪我をした事で欠場が確定し、これは香川がトップ下で先発のチャンスかと思われた昨晩のリヴァプール戦で、まさかのベンチ外という事態になってTwitter掲示板界隈では大騒ぎになりました。 もちろん、私も先発を期待していただけに落胆はしましたが、ある意味それでモイーズ監督の思惑というか、精神状態がはっきりしたなと思いましたね。 ギグスやヤングらを優先して4-4-2で戦う理由は、おそらくモイーズ監督が伝統的なマンUのサッカーに寄って立たざるを得ない心理状態にあるのではないかと思います。つまり、それだけ新しい事をやっての失敗に対する恐怖、27年もの監督就任期間で常勝軍団を作り上げたファーガソン監督の後任としての重圧が強いのではないかと。 改めて想像すると、ファギー後のマンU監督という立場に匹敵するプレッシャーは、日のスポーツ界では比較の仕様が無い事に気づきます。巨人の川上監督時代でさえ

  • 「失望したことに失望」コンフェデレーションズカップ・ブラジル戦の追記

    土曜の深夜に行われたブラジルと日の試合について、ちょっと付け加えたい話があって追記。 個人的にブラジル戦に対してかなり違和感があったのは、世間の反応はもちろん、監督や選手からも試合の出来に対する失望が多かった事ですね。 事前の展望でも4-1-4-1でのプランを書いていたし、試合後の感想でも書いたように、現在のブラジルのサッカースタイルと日のやろうとしているスタイルは共通点が多く、それだけに現時点でのコンディションや個人能力差から言って、まともに戦っては勝ち目が無いと思っていました。 イラク戦に何故主力を使ったのかという批判がありましたが、田と長友は怪我明けで好調時の運動量やパフォーマンスが戻っておらず、ブルガリア戦からイラク戦までの日は好調時を10としたら、せいぜい7ぐらいの状態にしか復活できていないと見ていたので、おそらく誰を休ませてもそんなにブラジル戦の結果は変わらなかったでし

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