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ブックマーク / samuraiblue.jp (3)

  • ザッケローニ監督手記 vol.33「4年目の私の日本」

    での仕事も4年目に入り、来日当初に比べると、さすがに大きな発見や驚きは少なくなりました。そういう意味では日の生活に慣れたのでしょう。ただ、いまだにに関しては発見が残っている気がします。すし、刺身、ソバ、とんかつなどに続いて昨年、私のお気に入りリストに入ったものが幾つかあります。たとえば、しゃぶしゃぶ。肉だけではなく魚介類にもトライしましたが、シーズンの時期のカニしゃぶはとても美味でした。鍋物は日の冬の定番だそうですが、一つの鍋を大勢で共有することもまったく抵抗はありませんでした。お好み焼きも最近べたものの中では印象に残っています。ピザと比べてどう思うかと聞かれると答えに窮しますが、とにかく、日ではどこに行っても、その土地と結びついたおいしいものがべられることに感心します。ヨーロッパでは必ずしもそうはいきませんからね。日では駅の中でもおいしいものがべられる。東京駅などそう

  • ザッケローニ監督手記 vol.19「欧州遠征でつかんだもの」

    10月のヨーロッパ遠征はとても有意義なものになりました。結果はご存じのとおり、12日のフランス戦は1―0で勝ち、16日のブラジル戦は0―4で敗れました。勝ったフランス戦は良くて、負けたブラジル戦は悪かった、という単純な思考ではチームを作る仕事はできません。試合の中で何が起き、何ができて、何ができなかったのか。その理由は何なのか。その分析自体は、勝ち負けという“色眼鏡”を外して冷静に行わなければならないのです。もともと、今回のツアーは結果より内容を重視していました。フレンドリーマッチだからこそ、できるトライがあると思っていました。正面切って全力でぶつかることで自分たちのプレーが今の時点でどこまで通用するか見てみたかったのです。 反省点を先に述べるなら、2試合とも気持ちの面で少し問題があったように思います。アウェーのサンドニに乗り込んだフランス戦は試合へのアプローチに消極的な姿を見せてしまいま

  • ザッケローニ監督手記 vol.17「イラク戦を前に」

    9月6日のUAE(アラブ首長国連邦)とのキリンチャレンジカップを経て、11日に埼玉スタジアムでイラクとワールドカップ・ブラジル大会アジア最終予選を戦います。6月の3連戦を2勝1分けで乗り切り、勝ち点7でグループBの首位に立つ日本代表にとって、今回のイラク戦は重要な試合になると思っています。理由はいろいろありますが、イラクというチームがやはり難敵だからです。ブラジルの大会に進む可能性を持っていると自他ともに認める存在ですし、チームとしてフィジカルの強さに特長があり、前線には優秀なタレントが何人もいます。2006年のワールドカップドイツ大会で日本代表を指揮し、今回はイラクを率いるジーコ監督は、私が語るまでもなく、日サッカーの発展に尽くした功労者の一人であり、日サッカーと日選手に精通しています。6月はヨルダン、オマーンと戦って、いずれも1―1で引き分け、勝ち点は伸ばせていませんが、だか

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