マニフェストを発表する自民党の麻生太郎総裁=31日午後、東京都千代田区永田町の自民党本部(寺河内美奈撮影)(写真:産経新聞) 麻生太郎首相(自民党総裁)は31日夕、衆院選のマニフェスト(政権公約)の発表会見で、自民党の政権担当能力を強調しつつ、民主党批判を展開し、同党への対抗意識をむき出しにした。 首相は民主党を盛んに攻撃したが感情的になる場面はなく、プロンプター(原稿映写機)を使って、テレビカメラの先の有権者に語りかけた。会見後、首相官邸の執務室に戻った首相は「いよいよ明日から遊説に出るぞ!」と、自らに気合を入れた。 「景気回復後、消費税率の引き上げを含む抜本的な税制改革をお願いする。必要なら国民に耳の痛いことも言うのが政治の責任だ」 首相は会見で、消費税の「税率引き上げ」に言及し、返す刀で民主党を批判した。 「民主党は子ども手当に5兆円、高速道路無料化に2兆円、けた違いのバラマ