大阪市北区の市中央公会堂で2日、同市の新規採用者発令式が行われた。同市では2月に市立学校の教職員などを対象とした国歌起立斉唱条例が成立。式では140人の新人全員が起立し、国歌斉唱した。混乱はなかった。 橋下徹市長は「公務員たる者、ルールを守ることを示さないと。皆さんは国民に対して命令する立場に立つ。学生のように甘い人生を送ることはできない」と訓示。退出間際には「君が代を歌うときは、手は横に、気を付け(の姿勢)で」とくぎを刺した。 新人代表の小笠美佳さん(28)は「市民から注目される分、向けられる目も厳しいと思うが、仕事を早く覚えて市民に貢献したい」。池田真人さん(31)は「自分が仕事をしっかりやることは、改革を目指す市長の仕事にもつながるということを忘れないようにしたい」と話した。