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ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (8)

  • ヤケクソで社長に説教した。 - Everything you've ever Dreamed

    社長に呼び出されたとき僕がイラついていたのは、僕の待遇や従業員へのムゴい扱いへの不満からではなく、当該呼び出しが労働契約書に記された所定労働時間外の早朝7:30におこなわれたという極めてミクロな理由からである。社員を各個撃破するように行われる社長による個人的呼び出しは「現場の意見を直接ヒアリングする」という名目でおこなわれているが、実際は社長が権威を見せつけるためだけに実施されている。実に素晴らしい。僕もトップになったら実践したい。社長のいつもと同じ話に眠気を晴らす効能もこめて大袈裟に首をタテに振るたびに人間としてダメになっていくのを実感する。 社長の様子がいつもと違うと気づいたのは、話も終盤に差し掛かったとき、社長が「コストがかかりすぎている」と弱音を吐いたときである。非常にレアである。僕の勤めているような親族経営の中小企業では何か変革を起こすときにボトムアップから成し遂げるのはかなり厳

    ヤケクソで社長に説教した。 - Everything you've ever Dreamed
  • 僕が受けた最凶最悪のパワハラ - Everything you've ever Dreamed

    平成8年、大学卒業後初めて勤めた会社は最高だった。総務希望とは180度違う営業部への配属(その配属も入社翌日に異動というワンダーなものだった。おそらく巨人の江川獲得からヒントを得たのだろう)、それを皮切りに始まった初めての会社員生活は、6年後、不眠、目まい、胃腸炎、偏頭痛、アルコール中毒という、最高の形で結実、終わりを迎えたのである。あの頃の、良くも悪くも充実した日々は、輝いていて、思い出すだけで吐き気がする。 当時はまだパワーハラスメントという言葉は発明されていなかったはずだし、まわりの友人たちも追われるように働いていたし、また、今ほどインターネットで簡単に情報が集められるような状態でなかったので、自分がどういう状態にあるのか、客観的に判断することが出来なかった。言葉は当にすごい。そう思ったのは「パワハラ」という言葉が発明されたときがはじめてかもしれない。パワハラという言葉は自分の状況

    僕が受けた最凶最悪のパワハラ - Everything you've ever Dreamed
  • 仕事中のタバコ休憩が原因で社長に激しく叱られた。 - Everything you've ever Dreamed

    美女が吐き出す煙草の煙を吸い込むのが好きだ。インターネットでアイドルの喫煙の噂を調べるのが好きだ。そして僕自身、十年前までタバコを吸っていたので、喫煙者についての理解も一応ある。そんな僕からみても同僚たちの勤務時間内のタバコ休憩は目にあまるものがある。僕以外の営業部員全員、2月からやってきた新人クンたちまでもが、1時間に1度の頻度でビルの地下1階にある喫煙所に行っては15分は戻ってこない。 同僚たちが席を立っているあいだ、彼らの業務は上役である課長の僕がフォロー。すみません席を外しておりまして、あいにく別の電話に出ておりまして、すみません、あいにく、すんまそん、ソーリー、つってトイレにも行けずに電話の応対に追われるのが課長つまり僕。平成27年3月23日の午前中、ノリノリな感じで休憩から戻ってきた新人クンに「A社のBさんが大至急電話が欲しいって」と伝えると「何ですぐに教えてくれないんすか!」

    仕事中のタバコ休憩が原因で社長に激しく叱られた。 - Everything you've ever Dreamed
  • 一身上の都合により退職はなぜダメなのか。 - Everything you've ever Dreamed

    会社が、辞めていく人に退職の理由を求めることにどれだけ意味があるのか考えている。 先月末、同僚が離婚をきっかけに寿退職した。金遣いの荒さが原因で奥様からダメだしされての離婚。「めんどくさいから会社辞めます」と同僚は僕にその理由を打ち明けたけれど、離婚がどう退職に繋がるのかは個人の思想と思考力の問題なのでわかりかねるし、理解したいとも思わなかった。「そっか、じゃ一身上の都合だな」と僕がいったそのままに翌日出された辞表には「一身上の都合」と書かれていた。 同僚の退職後、人事部長に呼ばれて彼の離職の理由をきかれた。一身上の都合です、と答えたが、人事部長は当のところどうなんだねと聞く耳を持たない。同僚は辞表を出したあと、全部長の揃った会議に召喚されて退職理由を問い詰められていた。「金なのか家庭なのかってしつこくきかれたので、面倒なのでモチベーションがあがらないって言っておきましたよ、課長。辞めて

    一身上の都合により退職はなぜダメなのか。 - Everything you've ever Dreamed
  • アベノミクスで涙そうそう - Everything you've ever Dreamed

    アベノミクスのおかげで景気は上向き。新たな雇用が創出され、慣れない仕事に頑張っている人もおられるのではないか。とにかくアベノミクス、サイコー!なのである。僕が勤めている品会社もアベノミクスの恩恵を若干受けており、当にサイコーで桜満開な春を送らせていただいている。 僕の仕事は法人向け新規開発営業なのだけど、今まで国内出張は行き先が北海道だろうが沖縄だろうが離島だろうが、トップ(社長)の意向により飛行機の使用が禁じられていた。幸い、今日まで尖閣諸島や竹島への出張がなかったので救われていただけだ。 なぜトップが飛行機の使用を禁止していたのか?諸説あるが「かつて搭乗した飛行機が乱気流に巻き込まれ、大変恐ろしい思いをしたトップが従業員に同じ思いをさせたくないから」というのが公式見解となっている。実のところは従業員に自分の頭の上を飛ばれるのが我慢ならないらしい。誤解を恐れずにいうならば…いや、クビ

    アベノミクスで涙そうそう - Everything you've ever Dreamed
  • 消費税増税分、価格に転嫁できません。 - Everything you've ever Dreamed

    消費税増税に伴う値上げに応じない取引先との交渉に駆り出された。 来、僕の仕事は新規開発営業で、既存の取引先との折衝は他の部署の人間が担当しているのだけれど、昨年から引き続く人材流出と、消費税増税対応で追われているのと、面倒くさい仕事は水の如く下々に落ちてくる社風のせいで、僕のところに大役が回ってきたというわけ。僕が勤めている品会社は社員堂の運営もやっている。具体的な社名は控えさせてもらうけど富士山のある県にある一流企業の社員堂の販売価格の交渉で、僕が取引先の担当と面談することになった。会社からは増税分の値上げを勝ちとることと契約の継続を命じられた。そんな三月末日であった。 担当者は「利益を共有出来ない取引はしないんですよ」と開口一番に言った。「なるほど。確かにそうですよね」と相手に合わせるようにいってから、僕は増税分の価格アップを提案した。すると、担当者は心配そうな顔で「国が決めた

    消費税増税分、価格に転嫁できません。 - Everything you've ever Dreamed
  • 書面でお願いいたします - Everything you've ever Dreamed

    業績の悪化、止まらぬ人材流出、それから、社内政争での連敗が祟り、我が営業部は独占的に使っていたフロアを追い出され、倉庫がわりにしていた窓際スペースに引っ越しとなった。12月頭のことである。 引越しに伴い書類を整理した。日付の書かれたダンボール、ダンボール。中身を検分して保管、廃棄、懐の三択。そのなかに、ファイルもされず会社の封筒に突っ込まれただけの書類があった。 とある独立行政法人の役務委託入札関連のものだった。裏金やマージンを要求する輩には、たまにお目にかかるけど、自分がグレーであることを自覚しているだけマシだ。けれども、にゃほん原子力ほにゃららという独立行政法人の担当は、それこそ清廉潔白という顔で「行為」をしていたのでタチが悪い。 数年前のことだ。そのころのウチの会社はノリノリで、新しい客層の獲得に力をいれていた。そうしたキテル感のウェーブに乗っかってその独立行政法人の役務、堂運営と

    書面でお願いいたします - Everything you've ever Dreamed
  • 日本よ。これがリアル『半沢直樹』だ。- Everything You’ve Ever Dreamed

    暑くて眠れないので話題のドラマ『半沢直樹』と弊社を比較してみました。 1. 半沢直樹→上司はクソだが日語は通じる。同じ土俵に立てる。つまり倍返しが出来る。 ウチ→上司が「刺身が生なんだが!」と意味不明な日語を絶叫。別次元すぎて倍返しも何もない。 2. 半沢直樹→クソ上司にチームで対抗する。「あなたには私みたいなバカな部下はいないでしょう」熱いハートを持ったバカな部下。 ウチ→クソ上司にチームで対抗する以前にチームが瓦解。業務中の居眠りを注意すると謝ることもなく「仕事してると夜更かししないと遊べないじゃないですか!」と逆ギレるバカなだけな部下。 3. 半沢直樹→口ぐせ「倍返しだ」 ウチ→上司の口ぐせ「なるへそ」 4. 半沢直樹→監査委員会の策略で窮地に立たされるも部下の忠誠心で危機を脱出。「弁明も出来ないのか情けない男だ」と見栄を切る。 ウチ→会社の駐車場の扉に車で突撃する事故を起こした

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