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ブックマーク / www.gqjapan.jp (2)

  • 「歴史をなかったことにする」人たち──堤伸輔

    1923年9月1日の関東大震災ではおよそ10万5000人の死者が出た。その中には、震災後に流れた「朝鮮人が井戸に毒を投げ入れた」などの「流言浮説」を信じた自警団の手で、さらには警察その他の公権力によって命を失った在日朝鮮人の人々も含まれる。一部には政府や軍の関与も指摘され、それもあって正確な数字は残っていないが、近年、内閣府の中央防災会議は、全死者中の「1〜数%」が、こうして虐殺された在日の人たちだったと報告している。すなわち、1000〜数千人の死者があったということである。 こうした公的な数値にすら「なかった」と異を唱える人たちが存在している。「せいぜい2ケタ」と言ったり、虐殺そのものが事実ではなかったのだと主張したり。追悼文を出さない理由について記者会見で問われた時に小池氏の発した言は、あたかもこうした主張に与するのではないかと疑わせるものだった。「様々な歴史認識があろうかと思う」「歴

    「歴史をなかったことにする」人たち──堤伸輔
  • 早川タダノリが語る「原発」と「愛国」のプロパガンダ|メンズファッション、時計、高級車、男のための最新情報|GQ JAPAN

    かつてトルストイは自身の性格についてこう述べた。「私自身に逆らってまでも、常に時流に乗じた勢力に抵抗したということである。私は一般的傾向というものを憎んだ」(ロシア文学者 川端香男里氏の解説による)。早川タダノリさんは、時流に乗じた勢力に抵抗し、「愛国」や「原発」のプロパガンダが生みだす一般的傾向を憎んでいる。(編集部) Text: Takeshi Sato Photos: Tsukuru Asada 早川タダノリさんの仕事の内容は、2010年に発表した著作『神国日のトンデモ決戦生活』(合同出版版)のサブタイトルが端的に言い表している。そこには「広告チラシや雑誌は戦争にどれだけ奉仕したか」とある。つまり、メディアがどのようなプロパガンダを行ってきたか、人々はプロパガンダの影響を受けてどのように行動したかを追いかけている書き手だ。 たとえば同書の「主婦之友的決戦生活」という章では、第二次世

    早川タダノリが語る「原発」と「愛国」のプロパガンダ|メンズファッション、時計、高級車、男のための最新情報|GQ JAPAN
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