民主党本部に入る小沢一郎氏=3日午後10時37分、東京・永田町、福留庸友撮影 民主党の鳩山代表は3日夜、党本部で小沢一郎代表代行に幹事長就任を要請し、小沢氏は受け入れた。小沢氏の幹事長起用には、「二重権力」構造になりかねないとして党内に警戒感があり、鳩山氏は総選挙直後の判断をいったん先送りした。しかし、総選挙の大勝で巨大になった党をまとめるためには、組織を率いる経験が豊富な小沢氏の指導力が不可欠と判断した。 民主党は党幹部が内閣の役職を兼務するのが原則だが、幹事長は入閣しない。鳩山氏は、小沢氏、菅直人代表代行、岡田克也幹事長の3氏を要職で処遇する考えを示しており、小沢幹事長が固まったことで、菅、岡田両氏の入閣が確実な情勢となった。 小沢氏は鳩山氏との会談後、記者団に対し、「代表から幹事長の就任を要請された。私は党人だから、お受けすると返事をしてまいりました」と語った。 鳩山氏は来年