本製品は、ASICのなかに独自の乱数発生回路部とアンプ部を持つ構造で、半導体内部で生じる熱雑音を利用して真性乱数(物理乱数)を生成します。現在最も厳しい米国政府機関向けの暗号モジュールの標準規格FIPS PUB 140-2相当の条件を満たし、高品位かつ高速での乱数生成を実現しました。 また、外来ノイズや外部温度に強い特性を持つため、使用条件に影響されることなくあらゆる機器への搭載が可能となります。 そのため従来のソフトウェアで生成された疑似乱数のように暗号パターンを解読される可能性が少なく、高速ネット上での認証、パスワード生成、電子施錠のほか、自動車の電子キーなどへの高度なセキュリティシステムを構築することが可能となります。