東日本大震災の対応に当たる松本龍復興対策担当相(60)が、3日に岩手、宮城両県を訪れた際、両県の知事に、「客が来る時は自分が入ってから呼べ」「知恵を出さないやつは助けない」などと発言していたことが、分かった。松本氏は4日、緊急会見し、謝罪した上で辞任はしない考えを示したが、上から目線の態度には与党内にも辞任論がある。会見で突然サングラスをかけるなどの不思議ぶりが際立つ松本氏。この日の会見も「外が好き」として、ビルの屋上で開いた。 松本氏は4日午後の会見で、3日の発言を謝罪した。「県知事に申し上げたことで、市町村や被災者との話では申し上げない。結果的に被災者の皆さんの気持ちを傷つけたのであれば、おわび申し上げたい」と、述べた。「九州、博多の人間ですけん、ちょっと語気が荒かった」と博多弁を使い、「私はB型で短絡的。本意が伝わらない部分があり、女房からも電話があった」と、血液型を言い訳にした。