ソフトバンクモバイルの松本徹三副社長は14日、米アップル製の高機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」のSIMロック(携帯端末制限)について「現時点で解除する考えは全くない」と述べた。 都内での講演後、記者団に語った。 SIMロックは、携帯電話端末を特定の通信会社だけでしか使えないように制限している機能で、総務省が6月末に解除の指針を策定した。NTTドコモは来年4月以降発売する全機種で解除可能とする方針を表明しており、ドコモと相互に通信サービスを乗り換えできるソフトバンクの対応が注目されていた。 松本氏は、iPhone以外の数機種でロック解除できる端末を販売する意向を示した上で、「ドコモは技術力があるのだから、iPhoneを超える商品を作ればいい」と語った。