「第4のメガバンク構想」を提唱し、広域地銀連合の形成を目指すSBIホールディングス。北尾吉孝社長はITベンダーによる勘定系システムの囲い込みがコスト高の原因と断言する。問題解決へオープンAPIとクラウド活用を推し進める。「CAFISは不要」と言い切り、地銀を取り巻く既存の枠組みの破壊と創造を公言する真意を聞いた。 (聞き手は浅川 直輝=日経コンピュータ編集長、山端 宏実=日経クロステック/日経コンピュータ) 1951年、兵庫県生まれ。74年、慶応義塾大学経済学部を卒業し、野村証券に入社。78年、英ケンブリッジ大学経済学部卒業。92年、野村証券事業法人三部長。95年に孫正義氏に招かれソフトバンクに入社し、常務取締役に就任。現在はSBIホールディングス代表取締役社長。公益財団法人SBI子ども希望財団理事及びSBI大学院大学の学長も兼務。(写真:村田 和聡) 「第4のメガバンク構想」を掲げ、地方