待つことが最善策であることは圧倒的に多い 世の中に無数にある幸せになる方法や社会に貢献する方法のなかから自分に合った方法を選択する「自由」にわが子が耐えられるようになるために親ができることは何か。 先生たちは「待つこと」と口をそろえました。 広島の修道中学校・修道高等学校の校長・田原俊典先生は「『勉強せい!』と言われて本当に自分から勉強ができるようになった子供は一人もおらん。それは断言できる」と言います。 麻布の平秀明先生は「生活習慣の乱れに関しては早めに親が介入してあげないといけないかもしれませんが、でもあとは、『馬を水場に連れていくことはできても、水を飲ませることはできない』のことわざと同じです」と言います。 親が急いでダメにするケース 逆に急ぎすぎてダメにするケースのほうが多いと大森先生は言います。 「ちょっと成績が落ちたり、ちょっと学校に来なくなったり、ちょっとはみ出したりしても、