映画から舞台、司会など幅広く活躍し、「イェーイ」の決めぜりふでも知られる俳優の高島忠夫さんが26日、老衰のため自宅で亡くなった。88歳だった。 所属事務所の東宝芸能が28日、報道各社にファクスで発表した。妻・寿美花代の「最後は家族で見送りたい」という希望で家族だけで27日に密葬を行った。お別れ会などを開催する予定はないという。 高島さんは戦後間もない1951年、新東宝の第1期ニューフェースに合格し、芸能界に飛び込んだ。翌年には映画「花の応援団長」で役者としてデビュー。端正なマスクの一方で関西弁の話術でも人気を集めた。 63年に宝塚のスターだった寿美花代と結婚。64年8月、生後5か月だった長男が家政婦に殺害されるという惨劇が起きたが、65年には二男の高嶋政宏、翌年には三男の高嶋政伸が誕生。兄弟は後にいずれも芸能界入りした。 寿美とのおしどり夫婦ぶりも有名で、2人で司会を担当した日テレ系料理番