「上澄み」とはもともと、液体中の不純物が下層に沈んだあとの、上層に近い綺麗な部分のことを言う。そこから比喩的に「全体における良い部分」のことを指すようになった。 ところが、そうした用法は近年広まった誤用である、という主張がある。「上澄み」はネガティブな意味で使われるべきだ、というのである。 最近気になってる日本語「上澄み」。 上澄みをさらう(すくう)、といった慣用表現があり、それは「表面的な理解」といった意味と認識していた。 用例:そんな上澄みをさらった程度で○○を理解できたと思うなよ しかし最近よく聞く誤用なのか拡張なのか…逆の意味で使われているのをよく見る。 用例:葬送のフリーレンのクヴァールって、序盤に戦ったキャラなのに実はめちゃくちゃ強かったんだな。こいつ魔王軍の中でも上澄み中の上澄みだね。 「クヴァール 上澄み」で検索するとめちゃくちゃ出てくるこの用法。 強さの評価で上澄み、と言
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