ソーシャルメディアの特徴は、何と言ってもリアルメディアとの連携でしょう。 特にテレビとソーシャルメディア、特にTwitterを使った連動の試みがポイントですね。 以前から試みられて来ましたが、スマートフォンの普及でさらにその連携の効果がはっきりしてきました。 視点を変えると、お茶の間のテレビの復活と言えます。 複数の人間が、いろいろ会話を交わしながらテレビを一緒にオンタイムで見ると言う現象が、違う意味で復活したと言えます。 1人で見ているのではないと言う連帯感も醸成され、活発に投稿されていました。 今までの口コミは、家族・友人・地域コミュニティと言うような関係で成り立っていましたが、ソーシャルメディアは、その繋がりの切り口を「価値観」、「好み」、と言った共通の概念を通して成立すると言うのが特徴です。 そう言う意味において、お茶の間テレビのコミュニケーションとしては、内容が違うかもしれません
「2ちゃんねる」に集っている人々は世間一般に思われているよりも年齢層が高い、という議論はよく聞きますが、最近話題の YouTube でも同じ傾向があるようです。eMarketer が行った調査によると、YouTube 視聴者の約半数が34歳以上なのだとか: ■ Half of YouTube's Audience Is Over 34 (MarketingVOX) 調査の結果、35~64歳の人々が YouTube 視聴者に占める割合は約5割に達していることが判明したとのこと。こちらの記事にもうちょっと詳しい内訳が載っているのですが、それによれば: 2~34歳: 41.3% 12~17歳: 12.6% 25~34歳: 19.1% 35~64歳: 54.5% とのこと。また他の調査機関による調査でも同様の結果が出ているそうで、例えば Quantcast による調査では、35~64歳のグループが
ここ数日、ブログを更新する時間がなかなか取れないでいるのですが、ブログを書くことが習慣化してしまっているせいか「ちゃんと書かないといけないなぁ」と心が落ち着きません。そんなネット中毒の僕が批判できる立場ではないかもしれませんが、今朝の朝日新聞にちょっとコメントしたいことがあったので。 今日の1面に、こんな記事が掲載されています: ■ ウェブが変える -- ネットの向こう (上) (朝日新聞 2006年11月26日 第1面) 最近、朝日の土曜版では「流行のサイト・使えるサイトをネット初心者に解説する」というスタンスの記事が多く載っているので、この記事もそうなのかなぁと思って読んでみました。しかし、内容はまったく逆。ネットの恐ろしさに警鐘を鳴らす、といったような記事です。 別にネットを批判することは問題ではありません。世の中に完全なものなんて無いですし、批判と修正を繰り返すことで何事も良くなっ
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SNSと雑誌の関係とは?というと、様々な要素を考えられそうですが、それだけに様々な解釈が可能になりそうなニュース: ■ MySpace: The Magazine (Advertising Age) MySpace と言えば、若年層を中心に人気を集めているSNS・・・という説明も不要なくらい日本でも有名ですが、なんとその MySpace が雑誌を刊行することを検討中とのこと。MySpace 内で有名なメンバーを取り上げ、彼らの素顔や興味に迫るといった内容になるそうです。 また記事では MySpace が雑誌の刊行を、ビジネスモデルの1つとして考えているような解説がされています。だとすると、ペラペラのフリーペーパーを二束三文で配るといった感覚ではなく、きっちりと装てんされた本をそれなりの価格で売る、という感じになるのでしょうか。 深く考えてみたい面白いニュースなのですが、例によってちょっと時
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テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などの既存メディアと同じように、Webサイトでも運営者側が情報を集め、編集し、一方的に配信するタイプのものを「Web1.0型メディア」と呼ぶことがあります。本稿では、テレビをはじめとした既存メディアを含めて「1.0型メディア」と呼ぶことにします。 1.0型のWebサイトは、既存メディアの情報をWebに焼き直して配信しているだけとも言えますが、オンデマンド性があり、ユーザーが情報を取捨選択ができるため、利便性が向上しているのは事実です。その代表格がYahoo!JAPANであり、彼らは日本における「Web1.0」の覇者と言ってもいいでしょう。 これに対してWeb2.0型メディアは、消費者間で双方向に配信される、CGMを中心としたメディアです。インターネットの基本的特性であるインタラクティブ性(双方向性)をふんだんに利用してCGMを発生させ、それを見た人がトラックバック
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