多摩都市モノレールの町田方面への早期延伸を目指すシンポジウムで、石阪丈一町田市長が早期実現に意欲をみせた。 市内の延伸ルート 交通政策審議会の答申で、「意義のあるプロジェクト」に位置付けられた同路線。ルートは多摩センターから小山田桜台団地や町田山崎団地を通りJR町田駅を結ぶ約13キロ。 うち、導入空間が既に確保されているのは約7キロ。道路計画がない区間、道路整備未着手の区間、拡幅が必要な区間があわせて約6キロ。市は延伸による経済波及効果を約412億2,300万円/年と見込む。 基調講演で登壇した西浦定継・明星大学教授は「橋本駅と相模原駅周辺のインフラ整備を受けてどうするか、リニア新線(2027年開業予定)の整備効果をどう受け止めるか、といった戦略を持って仕掛けていくことが重要。時間を決めてPDCAサイクルを回す。毎年議論をしても、らちが明かない。プロジェクトを動かしてはどうか」などと提案。