たとえば、かつてiptablesで設定していたIPv4に関連するパケットフィルタリング設定は、nftablesにおいては「ip」というアドレスファミリに紐付けたテーブルを作成することで設定できる。同様に、ip6tablesやarptables、ebtablesで設定していたものはそれぞれ「ip6」や「arp」、「bridge」というアドレスファミリに紐付けたテーブルで設定する。 「inet」「および「netdev」アドレスファミリはnftablesで新たに導入されたもので、まず「inet」はIPv4およびIPv6の両方を対象にした設定を行えるアドレスファミリだ。従来IPv4とIPv6の両方にまたがったフィルタリングルールを設定したい場合はiptablesとip6tablesの両方で同じようなルールを追加する必要があったが、nftablesではinetアドレスファミリで指定することで単一の設
CI(継続的インテグレーション)をはじめる上で、テストビルドする環境は毎回リセットされる方が都合が良いです。余計なデータが残っていたためにテストに失敗したり、逆に成功したりと言った不正確性のが残るのはよくありません。 そこで登場したCIサーバがDroneです。Dockerを使ってテスト環境を毎回構築、破棄してくれます。しかもDroneのCI環境構築についてもDockerを使って簡単にできます。ぜひ新しいCIサーバとしてチェックしてください。 なおDroneはWebサービスも提供しており、オープンソースのプロジェクトについては無料、5つのプライベートプロジェクトチェックで25ドル/月からとなっています。 Droneのトップページ Droneのインストール 今回はさくらのクラウドを使ってCoreOSを立ち上げています。 ログインしたら joaodubas/docker-droneio をpul
Dockerコマンドを打つ場合には例えば次のように入力します。 docker run --detach --env="VERY=nice" --name="hello-world-nginx" --publish="8080:80" mattes/hello-world-nginx ちょっと長くて設定をミスするとうまく動かなくて苦戦します。そこでDockerの起動設定をさらにラッピングして分かりやすくしてくれるツールがfuguです。 mattes/fugu fuguの使い方 今回はさくらのクラウドで Ubuntu 14.04 LTS を使って試しています。 コマンドはバイナリが配布されていますので、パスの通ったディレクトにコピーするだけです。 curl -L https://github.com/mattes/fugu/releases/download/v1.1.1/fugu.v1.1.
仮想化やクラウドに注目が集まってくると、サーバの管理というのはどんどん大変になっていきます。かつてのようにラックに配置して一台という訳ではないので、コマンド一つでサーバができあがってしまいます。どんどんできて、どんどん終了するサーバ群を適切に管理、運用するというのは考えただけでも大変でしょう。 そこで注目を集めているのがオーケストレーションツールです。サーバ間が相互にメッセージを飛ばし合うことでその生死、ステータスを確認し、必要に応じてスケーリングやアラートなどを出します。 今回はSerfをさくらのクラウド上でトライします。 Serf / SerfのGitHubリポジトリ Serfの公式サイト 必要なもの さくらのクラウドのアカウント サーバの設置 サーバの配置 今回は全部で4台構成になっています。1台はインターネットにつながったWebサーバ、バックエンドに3台のサーバという構成です。 な
最近注目されている仮想化技術の1つにLXC(Linux Containers)がある。LXCはコンテナ型仮想化技術と呼ばれるものの1つで、OS上に別の隔離された環境を構築するものだ。今回はLXCの仕組みと、基本的なインストールについて紹介する。 さまざまな仮想化技術とLXC 仮想化技術を使って一台のマシン上に複数の隔離された環境を構築する、というのはメインフレームの世界では古くから行われていたが、近年ではマシンの性能向上により、エントリレベルのサーバーでもこのような使われ方が実用的になっている。そういった背景の下注目されているのがLXC(Linux Container)と呼ばれる仮想化技術だ。 広く使われている仮想化技術としてはXenやKVMがあるが、これらはホストOS(もしくはハイパーバイザ)上で演算によって仮想的なマシン環境を作り出し、その上でOSを実行させることで複数のOS環境の構築
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