2月14日、日韓両政府が、国際金融市場の有事にドルを融通しあう「通貨スワップ協定」の期限を延長しない方向であることが関係者の話で明らかになった。写真はウォン紙幣、ソウルで2010年撮影(2015年 ロイター/Lee Jae-Won) [東京 14日 ロイター] - 日韓両政府が、国際金融市場の有事にドルを融通しあう「通貨スワップ(交換)協定」の期限を延長しない方向であることが関係者の話で明らかになった。 日韓通貨スワップの融資枠は一時700億ドルまで拡大していたが、日韓関係の悪化を背景に2012年末以降は段階的に縮小。現在残っている100億ドルの融資枠が今月23日に期限を迎えるが、関係者によると韓国側の要望がない限り延長しない方向という。 日韓通貨スワップは、2001年以降、東アジアの通貨スワップ協定「チェンマイイニシアティブ」と、両国中銀によるスワップ協定との2つの枠組みで締結されてきた