2009年度最初の展覧会では、人間のあらゆる知覚を呼び覚まし、別の場所、時間、思考へと誘うような、ジャネット・カーディフとジョージ・ビュレス・ミラー、二人のアーティストによる作品を展示します。 ジャネット・カーディフ(1957 年生まれ)とジョージ・ビュレス・ミラー(1960 年生まれ)はカナダ人アーティスト。現在カナダのブリティッシュコロンビア州グリンドロッドと、ドイツのベルリンを拠点として活躍しています。今回の展覧会では、彼らの代表的な2作品を展示します。 「The Forty-Part Motet 40 声のモテット」(2001 年制作)は、40のパートから成る楽曲のサウンド・インスタレーションです。会場に並べられた40個のスピーカーひとつひとつから、各パートを受け持つ歌い手の声が発せられ、観客は、それぞれの歌い手の間を自由に歩き回るような体験ができます。楽曲の進行とともに音は融合し