イギリスで交際のもつれによる腹いせや強盗の目的で相手に硫酸などをかける事件が相次ぎ、ことしはすでに去年を上回る500件以上が起きていて、国民の間に不安が広がっています。 警察などによりますと、事件の件数は、おととしが261件、去年が431件と年々増加していて、ことしは503件とすでに去年1年間を上回っているということです。 こうした事件が増えている理由について、専門家は、ナイフなどの凶器と比べて簡単に相手を傷つけられるうえ、指紋やDNAなど個人が特定される痕跡が残りにくいためだと指摘しています。 事件を受けて、イギリスでは酸をかけられたときの応急処置について学ぶ講習会が開かれているほか、酸を含む薬品の販売に年齢制限を設けるよう求める声が高まっています。
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