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2015年4月1日のブックマーク (2件)

  • 磯谷友紀『恋と病熱』 - 紙屋研究所

    磯谷の絵柄は、『屋の森のあかり』のときからすでに、おとぎ話じみていた。とくに、静謐な空間や夜の薄明かりの中で物語が進行しているイメージがある。だから現実の余計な夾雑物を捨象して、設定をピュアに楽しむにはもってこいのものだ。 ずっと後の時代。一人っ子が当たり前の世界となり、兄弟姉妹がいることはもはや遠い昔のおとぎ話でしかなくなった時代の物語である。 そのために、兄弟姉妹の存在は「気持ちの悪いもの」という差別の対象になっている。兄弟姉妹が存在することが知られれば、友だちが誰もいなくなる。 「イジスの話! あの子 弟がいるんだって!!」 「お 弟!? うそ…… 気持ち悪…!!」 いまの感覚でいえば、少し前の頃の「同性愛」を見るような視点だろうか。あるいは「兄弟姉妹で恋愛をしています」と告白するような感覚だろうか。 単行のカバーには 「いつも気になる。触れてみたい。ずっとずっと一緒にいたい。

    磯谷友紀『恋と病熱』 - 紙屋研究所
  • 『オトコのカラダはキモチいい』は腐女子のための本ではなくて - チェコ好きの日記

    発売するやいなや早々に重版が決定したとのことで話題になっている、『オトコのカラダはキモチいい』というを読みました。AV監督の二村ヒトシさん・文筆家の岡田育さん・腐女子文化の研究者である金田淳子さんの3名による共著です。 オトコのカラダはキモチいい (ダ・ヴィンチブックス) 作者: 二村ヒトシ,岡田育,金田淳子出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー発売日: 2015/02/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 目次を見てみると、『これからの✳︎*1の話をしよう』『20歳のときに知っておきたかった「雄っぱい」のこと』など過激な内容が並んでいるのですが、タイトルからして過激なのでギャップは少ないというか、とりあえずだれかが間違って手に取ったりはしないと思うので大丈夫なはずです。今回は、こちらのの感想文を書いていこうと思います。 楽しくて邪気がない

    『オトコのカラダはキモチいい』は腐女子のための本ではなくて - チェコ好きの日記