ブックマーク / www.nli-research.co.jp (2)

  • 最近の不妊治療について

    産婦人科学会から、2014年に国内で行われた体外受精(顕微授精を含む)により過去最多の47,322人の新生児が誕生したと報告された。つまり、新たに生まれた子供の約21人に1人が体外受精で出生したこととなり、この子供たちが学校に上がる頃には1クラスにつき、体外受精児が2人近くいることとなる。 このように近年急増し、保険給付対象*ともなった体外受精について解説していきたい。 1|妊娠の成立と不妊症 女性の体は初潮を迎えてから排卵と月経を繰り返しながら、妊娠に備えている。 まず、大脳の下に位置する脳下垂体と呼ばれる内分泌器官からのホルモンの刺激により、卵巣から卵子が排出される。 排卵された卵子は、卵管の先にある広がった入り口である卵管采から卵管に取り込まれ、その少し奥にある卵管膨大部という場所で受精に備える。 性交渉によって膣内に射出されたパートナーの精子は子宮の入り口にあたる子宮頸管という

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  • 貸家着工にバブルの懸念-住宅投資関数で説明できない好調さ

    今年に入ってから貸家の増加が顕著である。貸家の着工戸数(季節調整済み・年率換算値)は2015年7-9月期に40.3万戸と消費増税前のピーク(2013年10-12月期:38.4万戸)を上回った後、10-12月期に一時的に落ち込んだものの年初からは増加を続け持家、分譲住宅との差も一段と広がりを見せている。稿では貸家の着工が急増する要因について考察するとともに、今後の住宅着工の動向を展望する。 まず、最近の貸家着工戸数の変動要因を定量的に測るため、貸家着工戸数を被説明変数とし、金利、住宅ストック数、消費者マインド等の変数を用いて住宅投資関数の推計を試みた。 推計結果をみると、2012年までは実績値と推計値がほぼ一致した動きをしていることが分かる。その後2013年後半からは実績値が推計値を上回る状況が足元まで続いている[図表2]。特に、2013年10-12月期から2014年1-3月期、2016年

    貸家着工にバブルの懸念-住宅投資関数で説明できない好調さ
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