ドーリィちゃんは 「せっかく命をもらったんだもん、 自分が好きなことだけして、 自分のことだけ考えて、 毎日楽しく生きればいいのよ!」 といいます。 同じようにいのちの星から命をもらったアンパンマンが 「僕が生まれてきたのは困っている人を助けるためだと思うよ」 と言ってみんなのために働いていることなど、 ドーリィちゃんにはとても信じられません。 やがて、ドーリィちゃんは、胸のいのちの星のほのおが小さくなっていることに気づきます。 不安になったドーリィちゃんはふと思いました。 「なにかが足りない気がするの。 私は何のために 生まれてきたんだろう」 (「それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ」パンフレットより) 人生なんて夢だけど、夢の中にも夢はある。 (やなせたかし 「人生なんて夢だけど」) やなせ先生の家系は皆、短命でした。 親類縁者はことごとくいなくなり、柳瀬夫妻には子供もいなかっ