宇宙基地など荷物を運べる6本脚の探査車(左)と宇宙飛行士が寝泊まりできる探査車(奥)=15日午前、米アリゾナ州フラッグスタッフ近郊、勝田写す 【フラッグスタッフ(米アリゾナ州)=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は15日、アリゾナ州北部の砂漠で行っている月や火星などの有人探査用の車などの技術開発試験の様子を報道関係者に公開した。 この試験は、今回が13回目。アポロの宇宙飛行士も訓練したという砂漠に、宇宙飛行士が寝泊まりできる探査車や宇宙基地の一部となる居住棟など試験機を用意し、2週間の模擬探査を実施。飛行士も参加し、機器の性能などを調べている。 宇宙基地も運べる探査車はタカアシガニのような形で6本脚。月の険しい地形でも移動できるよう工夫されている。 オバマ政権は今年、月探査の代わりに小惑星や火星などを目指す方針を示している。担当のジュリー・タウンゼントさんは「目的地が小惑星になって