「はやぶさ」のカプセルから、多数の微粒子が見つかった 【2010年10月8日 宇宙科学研究所(ISAS)】 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ」のサンプルコンテナの中から100個ほどの微粒子が見つかったと発表、微粒子をとらえた電子顕微鏡画像を公開した。 JAXA相模原キャンパス内に設置されたキュレーションセンター(試料の受入、処理、保管を行う施設)では、6月末から小惑星探査機「はやぶさ」のサンプルコンテナの開封、およびサンプルの採取作業が進められてきた。 各種報道によると、採取は幅5mmのテフロン製のヘラを使ってサンプルキャッチャー内からぬぐいとるようにして行われたとのことだ。粒子が予定外に小さかったため、微粒子が付着したヘラの先端を直接電子顕微鏡で観察し、その結果、微粒子が明らかに金属ではないことが確認された。 ヘラでぬぐったサンプルキャッチャー内の範囲は全体の約