印刷 コールセンターの「もしもしホットライン」では、スイカがオフィスの鍵代わりになっている=東京都渋谷区Suicaの発行枚数 JR東日本のIC乗車券「Suica(スイカ)」がスタートして18日で10年。首都圏の駅では券売機が4割減るなど「駅の風景」が大きく変わった。買い物の支払いや会社のタイムカード、学校の学生証など用途は広がっている。 スイカは現在、約16万の店舗で1日200万件ほどの買い物に使われている。電子マネー機能が加わったのは2004年だ。 1日約74万人が乗降する新宿駅の売店では、商品を自分で精算できるレジがある。支払いはIC乗車券限定。ラッシュ時、新聞や缶コーヒーを買うのに利用されることが多い。駅構内の「駅ナカ」では自動販売機やコインロッカーの支払いなどもできる。 04年秋からは「駅ソト」にも進出した。現在は大手コンビニ各社、デニーズなどのレストラン、ビックカメラなど