近年の職場では、仕事にかかわる連絡の大半がメールでやり取りされる。しかし、毎日大量に届くメールのなかで、「本当に重要なものはごくわずか」とはよく聞く話。余計なメール処理がなくなれば、もっと効率よく仕事ができるような…。そこで最近、メールにかわるコミュニケーションツールを活用する企業が増えている。 「そもそも電子メールは、ネットの常時接続が普及する前に生まれた“紙の手紙”に近いツール。定型文の挨拶を入れたり、内容を読まなければ重要度が分からなかったりと、情報共有には非合理的な部分が多いんです」とは、ライフレシピサイト『nanapi』を運営するロケットスタートの代表・古川健介さん。同社ではチャットを中心として業務情報を共有するクラウド型ツール『チャットワーク』を使い、社内情報の95%をやり取りしているとか。 「チャットは短いメッセージで情報をこまめにやり取りしやすく、チーム内で共有するのに