アベ政権誕生で、いよいよわが国の危機が近づいたようだ。 関東軍と協力して、旧満州経営に辣腕を振るった「革新官僚」岸信介の孫にして、その祖父の夢と呪いを担った人物が首相の座につき、戦後政治の一切をご破算にしようとしているからである。彼の政策は、経済においても外交においても、小泉政権以上に、抽象的かつ場当たり的に思えるのに、戦後政治の基礎を覆そうとするイデオロギーだけは、突出して明確である。すなわち教育基本法と憲法の改正である。ここはいよいよ、われわれは腹を決めてかからねばならない。 国連改革(常任理事国)問題で、土壇場でアメリカに裏切られ、とんだ恥をかいた小泉外交が、「美しい国政策」によって改善する見通しがあると思う人がいるだろうか? 憲法改正の方針は、いずれ中間選挙で勢力図を変えるアメリカ議会の中に対日警戒論を生み出し、ただでさえ希薄化した日米関係を、さらに薄いものにしてゆくだろう。 憲法
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