●坂元ひろ子『連鎖する中国近代の“知”』(研文出版) 東方書店の通販で購入。先月の中頃に見せチャイナに紹介されたもの。amazonかbk1で注文しようと思っていたのに、いつまでたってもヒットしないのは何故なんだろう? 「あとがき」のこんな箇所が目に留まった。 この数年、ネオリベラリズム的な短期的効率・点数主義の「大学改革」の嵐によって、人文学が大打撃を蒙るなか、ことに中国近現代思想史研究は「絶学」の危機に面しているとさえ思えるようになったことにかかわる。杞憂に終わることを望むばかりだが、万一、途絶えそうになるか、またそうなっても、将来、奇特な若い研究者にリレーができるよう、せめて痕跡をとどめておく必要があるのではないかとさえ考えるからである。(p.348)
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