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ブックマーク / newsweekjapan.jp (3)

  • グーグルが「ビッグブラザー」になる日

    『1984年』のツール? スタート直後につまづいたグーグルバズだが(写真はグーグルの共同創業者セルゲイ・ブリン) Robert Galbraith-Reuters グーグルが無償で提供する電子メールサービス「Gメール」に、新たにソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が加えられた。「バズ」と呼ばれるサービスだが、スタート直後につまずいた。プライバシーの侵害だという声があちこちで上がったからだ。 最初のバージョンでは、あなたが頻繁にメールを交換している相手のリストを誰でものぞき見できるようになっていた。これだと、不倫の相手をに突き止められる恐れもある。 抗議を受けてグーグルは直ちにソフトを修正し、公式に謝罪した。しかし、ユーザーに嫌われるとは思ってもいなかったそうだ。要するにグーグルの経営陣も技術者も、見事にユーザーの気持ちを読み違えていたことになる。 同じことがフェースブックにも

  • iPadで拡大する日米の情報格差

    話題を呼んでいたアップルのタブレット端末iPadが27日、発表された。ほぼ予想どおりで、iPhoneを4倍に拡大したような感じだ。ソフトウェアもiPhone用アプリケーションがすべて動くので、日でもソフトバンクが対応するだろう。問題は端末ではなく、iPadで読めるが日にほとんどないことだ。 アメリカの出版社は、アマゾンの電子端末「キンドル」による配信を積極的に進めており、昨年はAmazon.comでの電子書籍の販売部数が紙の書籍を上回った。iPadにもNYタイムズ、マグロウヒル、サイモン&シュースターなど大手の新聞・出版社がコンテンツを提供する予定だ。ところが日では、キンドルも端末(英語版)は発売されたが、は(一部のマンガを除いて)読めない。アマゾンは日の出版社と交渉しているといわれるが、難航しているようだ。 iPadについても同様の交渉が行なわれているが、いつ話がまとまるかわ

    iPadで拡大する日米の情報格差
  • アップルのいつか来た道

    私が新米のテクノロジー担当記者だった頃、業界の最先端を走っていたのはミニコンピューターに取って代わろうとしていたデスクトップパソコンだった。今日、注目はスマートフォンと呼ばれる携帯情報端末に集まっている。その新しい市場の動きを見ていると、往年の名作を若手俳優でリメークした映画を見ているようだ。 デスクトップの黎明期と同じように、端末はどんどん小型化している。基盤となる技術が急速に進化している点も同じだ。ハードウエアメーカーはどのインターフェースが利用者に支持されるか模索を続け、ソフトウエアメーカーは端末の新しい使い方を次々と提案している。そして最先端の技術革新が市場をリードする企業を脅かすことで、業界地図が塗り替えられようとしている。 特に私が既視感を覚えるのは、アップルの対応だ。1984年、アップルは初代マッキントッシュを発売。視覚的に操作できる「グラフィックインターフェース」を採用した

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