中古車販売大手ビッグモーターの店舗周辺で街路樹が不自然に枯れるなどしている問題で、東京都は16日、都内14店舗付近にある街路樹の土壌調査の結果、9店舗で除草剤の成分を検出したと明らかにした。ビッグモーターは同日、都に謝罪し、原状回復する意向を示したという。 【写真】店長に「罰金」指示か…激しい文言が並ぶ兼重宏行前社長名のメール 都によると、土壌調査で検出されたのは、グリホサートなど3種類の除草剤成分。同社の役員が16日午後に都庁を訪れ、都内複数の店舗での除草剤散布や、多摩市内の店舗での街路樹伐採を社内調査で確認したと説明した。 都はこれまでに都道沿いの16店舗のうち、付近に街路樹のある14店舗の周辺で土壌調査を実施。多摩市内の店舗では付近の樹木20本が伐採されているのを確認していた。今後、被害届の提出に向け、警視庁と相談する。